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「壱ポイント」は、伝統工芸品や和雑貨を扱うオンラインショップです。職人や作家の想いを伝え、皆様の生活に豊かさを提供していきます。誕生日・記念日・引き出物・内祝い・入学式・入社式など、特別な機会の贈り物にぜひご活用ください。

いつも壱ポイントをご利用いただき、まことにありがとうございます。

まことに勝手ながら、壱ポイントは下記期間を年末年始休業とさせていただきます。期間中の発送作業・お問い合わせにつきましては、以下のご案内をご確認いただきますようお願い申し上げます。

 

<年末年始休業期間>

2023年12月28日(水)~2024年1月4日(木)

年内のご注文最終受付日は12月26日(火)までとなります。

休業期間中にいただきましたご注文・お問合わせは、 2024年1月5日(金)以降に順次対応させていただきます。

※最終出荷日前のご注文でも、お品物の在庫状況等の理由により、ご用意が遅れ年明けの発送となる場合がございます。

 

お客様にはご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

新年が明け松の内が過ぎると、各地域やご家庭で鏡開き(かがみびらき)が行われます。

 

その歴史は古く、江戸時代から始まったといわれています。

そんな鏡開きをするのには、どのような意味が込められた行事なのでしょうか。

 

今回は鏡開きの由来と意味について、おいしいおもちの食べ方とあわせて詳しくご紹介します。

 

鏡開きとはどのような行事?

鏡開きとは飾っている鏡餅を下げ、餅を調理して食べる日本の伝統文化です。

 

鏡開きの意味ついて

鏡餅とはただの飾りではなく、年神様が宿るための依代(よりしろ)です。

そもそもお正月とは、松の内であるお正月に神様がやって来て、幸せをもたらすといわれています。そのときに、飾っている鏡餅に年神様が依り代として宿ります。依り代としていた鏡餅は縁起がよいとされているため、無病息災を願い食べます。

 

さらに、松の内には年神様を家へ迎え入れるために、門松などを飾ります。これは、年神様が迷わないための目印として飾ります。

そのため、年神様が滞在する大切な期間は、お見送りするまで鏡餅を食べてはいけません。

 

鏡餅の由来について

諸説ありますが、鏡餅と呼ばれるようになったのは、「三種の神器」が関係しています。

 

三種の神器とは、「八咫鏡(やたのかがみ)」「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」「八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)」と呼ばれる、鏡(かがみ)、剣(つるぎ)、勾玉(まがたま)のことです。

 

日本では古くから、鏡には神様が宿るといわれてきました。鏡餅が丸い形をしているのは、八咫鏡のように丸く平たい形を模しているようです。

このことから、鏡に由来して鏡餅と呼ばれるようになったといわれています。

 

鏡開きはいつ?

鏡開きは、一般的に松の内が明けた1月11日に行います。ちなみに松の内は、1月1日から1月7日です。

ただ、関西では1月15日を松の内としている地域もあるため、15日か20日に行うのが多いようです。ほかにも、京都では1月4日に行うなど、地域によって異なります。

 

鏡開きのやり方について

かつては木槌を使い、大きな樽の蓋を割って鏡開きを行うのが一般的でした。しかし、現在ではパックで売られている鏡餅が主流です。コンパクトサイズのため、どのご家庭でも置きやすくなっています。パックの中には平たく丸い形のお餅か、食べやすいように1つひとつ包装されています。

 

鏡開きをするときの注意点

鏡餅を食べるときは、包丁や刃物で切ったり、割ったりしないようにしましょう。刃物は切腹を連想するため、縁起が悪いといわれています。そのため、鏡開きをするときは、木槌(きづち)や手で開くようにします。この「開く」という言葉は、末広がりを意味しています。割るという言葉も縁起がよくないため、開けるが使われるようになりました。このときに開けた餅は、たとえ小さなかけらでも残さずにすべて食べきりましょう。

 

お餅の食べ方について

鏡餅は決められた食べ方はないため、お好きなようにアレンジして食べるのがおすすめです。

 

お汁粉

お汁粉の定番の具材といえばお餅です。小豆などの甘さと絡み合い、おやつして楽しむことができます。

 

お雑煮

お雑煮のなかにお餅を入れて、主食として召しあがることもできます。すこし小腹が空いたときにも最適です。

 

グラタン

食べやすいサイズに調整してから、グラタンの中に入れて食べるのもおすすめです。お餅が入ることでボリュームアップするため、今晩のメニューにぴったりです。

 

餅ピザ

お餅のうえに、お好きなピザの具材をのせて焼くだけの簡単料理です。しっかりとした食感と伸びるお餅は、ピザとの組み合わせもおすすめです。

 

年神様の依代

鏡餅はただの飾りではなく、神様を迎え入れ、依代となる大切なものです。

よい年になるように、年神様を迎え入れる準備をしましょう。

 

お餅を食べるときに切って食べていた方は、ぜひ手や木槌で開けて食べてみてくださいね。

 

飾って終わるのではなく、お好みのメニューにアレンジして最後までおいしくいただきましょう。

 

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日本の大晦日の夜は、除夜の鐘(じょやのかね)が鳴り響きます。

除夜の鐘は1年を締めくくり、新たな年のはじまりをを教えてくれます。

 

わたしたち日本人にとってはごく自然に浸透している文化のひとつですが、その歴史は古く、始まりは室町時代といわれています。

 

この記事では、除夜の鐘の由来や鐘を108回つく意味、知っておきたいマナーについて詳しく紹介します。

 

除夜の鐘について

冒頭でも説明したとおり、日本人にとって年末の風物詩のひとつにもなっている除夜の鐘。そんな除夜の鐘の意味から由来についてご紹介していきます。

 

除夜の鐘の意味とつくのはいつ?

除夜の鐘とは日本仏教の行事のひとつで、大晦日の夜に寺で梵鐘(ぼんしょう)と呼ばれる釣鐘(つりがね)をつきます。

 

これは仏教の教えに基づいたもので、1年の終わりに鐘を鳴らすことで、悩みや苦しみといった煩悩を除くといわれています。

除夜の鐘のつく回数は108回で、これは人間がもつ煩悩の数だとされています。この鐘を鳴らすことで、新年の始まりから煩悩に惑わされないようにという願いが込められています。

 

除夜の鐘の由来について

除夜の鐘の始まりは古く、鎌倉時代までさかのぼります。

仏教はインドが起源といわれていますが、除夜の鐘の始まりはインドではなく、中国・宋の時代に鬼を払うために始まったものだといわれています。

 

そして、鎌倉時代に日本の禅寺へと伝わり、朝と夕方に鐘をつくようになったといわれています。

室町時代に入ると大晦日に除夜の鐘をつくようになり、江戸時代には多くの寺院で除夜の鐘をうつ文化が浸透していったといわれています。

 

やがてラジオが普及した昭和時代に入ると、ラジオでも除夜の鐘を放送するようになりました。諸説ありますが、このことをきっかけに、一般大衆にも知られるようになったようです。

 

除夜の鐘をつく108回の意味について?

除夜の鐘を108回つく意味については、諸説があります。一般的には「108ある煩悩を除くため」といわれていますが、ほかの説についてもご紹介していきます。

 

六根(ろっこん)

六根とは仏教用語で、「眼(視覚)」「鼻(嗅覚)」「耳(聴覚)」「舌(味覚)」「身(触覚)」の五感と「意(意識)」の感覚や意識を生ずる、6つの根元を表します。

 

そしてこれらの状態を表す際に、「好」「悪」「平」の3つの煩悩で表します。「好」はよい状態、「悪」は悪い状態、「平」は普通の状態です。さらにこの3つの状態は、「浄」と「染」に分けられます。「浄」は綺麗で、「染」は汚い状態を表しています。

 

そして、六根(6)×煩悩(3)=18に煩悩(2)をかけることで36となります。この36に「過去」「現在」「未来」(3)をかけることで108となります。

 

四苦八苦(しくはっく)

四苦八苦は、四字熟語でもあり仏教用語でもあります。

仏教の世界で四苦は「生」「老」「病」「死」を意味し、八苦は「愛別離苦(あいべつりく)」「怨憎会苦(おんぞうえく)」「求不得苦(ぐふとくく)」「五蘊盛苦(ごおんじょうく)」を意味しています。

これは、うまく物事が進められないなどの苦悩を表しています。

 

そして、四苦(4×9)+八苦(8×9)=108の語呂合わせからきているといわれています。ただし、この四苦八苦説に関しては、単なる語呂合わせであるとの見方もあるようです。

 

除夜の鐘は何時から?

除夜の鐘は、テレビをつけると大晦日終了間際に放送されます。テレビ放送では一部ですが、大晦日の夜遅くから元旦深夜0時にかけて108回鐘がつかれています。

 

最終的に元旦までに108回鳴らせれば問題がないため、正確に何時から何時までとは決められていません。そのため、寺の判断によって実施される時間も変わってきます。

 

各寺院の公式サイトなどでお知らせしているところも多いため、あらかじめ事前に何時からか確認しておくことをおすすめします。

 

マナーとつく方法について

鐘をつく方法は、手順をしっかりと覚えておけば問題ありません。

ただし、本堂への参拝後に鐘をつくのは「戻り鐘」といって縁起が悪いとされています。必ず参拝の前に鐘をつくようにしましょう。

 

一般的には、以下の手順で鐘をつきます。

  1. 順番がきたら、鐘の前に向かう
  2. 鐘の前に着いたら、合掌と一礼をする
  3. 鐘についている紐を引き、鐘を鳴らす
  4. 最後に合掌と一礼をして去る。

 

なお、あまり強く鐘をつき過ぎないように注意しましょう。

また、大晦日は多くの人が寺に参拝しにくるため、1回ついたら次の人へ譲るようにしましょう。

 

1年を振り返る文化

除夜の鐘が大晦日につかれていたのは、この1年の煩悩を除き、清らかな状態で新しい1年のスタートを切るためです。

 

鐘をつく意味や歴史を知らなければ、なんとなく鳴らしたり、聞いたりして終わってしまいますよね。せっかくなら素敵な年を迎えられるように、自身の1年を振り返り、見つめなおすのもよいかもしれません。

 

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今年も、1年に一度のわくわくなクリスマスがやってきます。

皆さんは、誰にどんなクリスマスプレゼントを贈るか決まりましたか。

一人ひとりにあわせて、まごころこめたギフトを贈りたい。

喜んでもらえるものを贈りたいけど、いざ選ぶとなると悩んでしまうことが多いですよね。素敵なギフトを届けられるよう、2022年も壱ポイントおすすめのアイテムを詰め込んだギフトガイドをお届け。皆さんのギフト選びを、心を込めてお手伝いします。

男性がもらって嬉しい贈りもの

デザイン性を意識するだけではなく、実用的で心躍るギフトを贈りたいですよね。永く使ってもらえうような、品質がよく実用的なアイテムをセレクトしました。

1memori キュキュリボン カラーズ -ピンドット・ブルー-

まるでリボンや蝶ネクタイのようなデザインに仕上げたメガネポーチ。デザイン性の高さはもちろん、実用性が高いのも魅力のひとつです。メガネを収納した状態で拭くことができる、メガネクロスとしての機能も。

NEKADO(ネカド) ネクタイ -水郡 紺-

西陣織のなかでも織りの手法を贅沢に使い、繊細な立体模様をつくりだしてできた水群デザインのネクタイ。力強い水群の柄は、持ち主の魅力をさらに引き立ててくれることでしょう。身につけるシーンを選ばない、1本持っていると安心できる逸品です。

キッソオ italate カードケース -ミックス-

セルフレームめがねの素材を使ってつくられた、マルチなカードケース。1つひとつ職人の手作業によって、仕上げられました。電子マネーカードも入るので、ビジネスだけなくプライベートでも使えます。

イネディット 330ml×4 750ml×2【ビール】

「セレブを迎えるワインはあるがビールがない」というコンセプトのもと誕生した、香りのよいビール。オレンジやバナナのようなフルーティな香りが、飲む前から楽しむことができます。色は金色に近く、泡立ちはとてもクリーミーなのが特徴です。

※姉妹サイト「ハレハレ酒」にて好評発売中

 

女性がもらって嬉しい贈りもの

デザイン性を意識するだけではなく、実用的で楽しくなるギフトを贈りたいですよね。永く使ってもらえるような、品質がよく実用的なアイテムをセレクトしました。

ポイント カシミヤストール -オレンジ-

落ち着いたコーディネートを華やかに、そして気持ちまで晴れやかになる「壱ポイント」オリジナルのカシミヤ100%ストールです。ふわふわとした肌触りと軽さが特徴のカシミヤは、巻いた瞬間にふわっと包まれる首元の暖かさに思わず、幸せな気持ちにさせてくれます。

自遊花人 ピアス プリュム -シルバー-

「プリュム」とは、フランス語で羽毛という意味をもっているピアス。水引の結び方の基本である、あわじ結びからアレンジされた結び方で作られ、まるで翼のような華やかな見た目です。ボリューム感があるのにとても軽く、身に着けると水引の先が揺れる様を楽しむことができます。

壱ポイントオリジナル ガマグチコスメポーチ -ミックスツイード-

壱ポイントならではのこだわりが詰まった、オリジナルデザインのマルチポーチ。パールのミックスツイード柄で、生地全体が上品に煌めき女性らしいデザインに仕上げました。ビューラーやコンパクトなどの厚みのあるアイテムもすっきり。収納力の高さが、嬉しいポイントです。

箔座(はくざ) 箔座の美 フェイスウォッシュ(洗顔料) 箔座の美 ローション(化粧水)

美容保湿成分とともにキメを整え、肌をつややかに輝かせる、プラチナ金箔が配合された洗顔料と化粧水。見た目も金箔でキラキラとしており、わくわくと楽しみながら使うことができます。また、セットで使うことで、より特別感を堪能できるはずです。

 

ベビー&キッズがもらって嬉しい贈りもの

こだわった素材で、安心して喜んでもらいたい。

素材にこだわるだけではなく、可愛いデザインでぬくもり感じるアイテムたちをセレクトしました。

文溪堂 本革裁縫セット -キャメル/ネイビー/グレー-

“一生ものの裁縫セット”をコンセプトに、バッグに本革を採用し革職人が手がけた本格派の裁縫バッグ。汚れたりキズがついたりしても大丈夫なよう、丈夫な素材の本革(牛革)で仕立てました。耐久性が抜群のため、お子様が思いっきり使っても心配ありません。

ORUNET(オルネット) 6重ガーゼサークルスタイ ボタニカル-全 -2種類-

お鼻にはボタンがついた、陽気で愛らしいブタさんモチーフのスタイ。表はオーガニックパイル、裏にはオーガニックシーチングを使用しています。 ナチュラルな素材をつかい、可愛らしいスタイが出来上がりました。オーガニックの生地をベースに、 ステッチで陽気な表情を持たせた目をひきます。

NEKADO(ネカド) 蝶ネクタイ 富士山(KIDS)

男性親子三世代のための、富士山柄の蝶ネクタイ。お祖父ちゃん、お父さん、息子さんお揃いでお洒落をしてみるなんてことはいかがでしょうか。小さな男の子だって、蝶ネクタイをすれば立派な紳士。パーティーや七五三、入学式などでぜひご利用ください。

 

いつも頑張る自分への贈りもの

誰かにギフトを届けるのも素敵ですが、今年1年頑張った自分へクリスマスプレゼントを贈るのはいかがですか?自分へのご褒美となる、ギフトをセレクトしました。

箔座(はくざ) COSMETIC GOLD LEAF Standard -8枚入-

日常に寄り添うシンプルなデザインと、使いやすい大きさで肌に直接なじませる美容金箔シート。美容金箔の原料は、自然の鉱物“金”と“プラチナ”のみです。特別な日の前日に使ったり、気になる箇所に使ったりするのはもちろんおすすめです。

J LIFE gifts アロマウッド ‐花柄(Flower)-

木の素材を活かした、ベイヒバを使用した天然のアロマウッド。日本の縁起物「鶴⻲」の⻲が由来の「⻲甲模様」で縁取った縁起のいい形は、ギフトシーンにもぴったり。アロマオイルと陶器スタンドのセットとなっているので、届いたその日から「香りのある暮らし」をお楽しみいただけます。

ITO CONTRAST -グリーンブルー-

表と裏でちがう色に織りあげる、昼夜織りの技術を用いたストール。間隔をおいて織り方を変えることで、ゆるやかに変化する2色のグラデーションを表現しています。長めのフリンジは、スタイルに動きをつくってくれるのも魅力のひとつです。

くにもと ジュエル -螺鈿リング- ダイヤモンド

宝石をモチーフにした、螺鈿(らでん)で作られたリング。すこし大振りのアクセサリーは、光によってきらめく鮮やかな色あいが特徴的です。普段着のワインポイントとしても、華やかなドレスにも合わせてご使用いただけます。

 

もらって嬉しい、気軽な贈りもの(プチギフト)

仲のいい友人や職場の同僚へ、普段伝えられない感謝の気持ちをさり気なく伝えてみませんか。日々の生活で活用できる、プチギフトをセレクトしました。

AKE 糸のじゅえりぃ

都・西陣で受け継がれてきた京組紐に現代のスパイスを効かせた、“糸”が主役のブレスレット。組紐のなかに形状記憶ワイヤーが入っているので、忙しい朝でもサッとつけることができます。カラフルさのなかにも、しっかりと“和”を感じることができます。

Supmile(サプミーレ) ハンドクリーム 30g

ふっくらとしたやわらかな肌へみちびく、オリーブ果実油をメインに配合したハンドクリーム。天然のラベンダーとノバラ油の香りで、リラックス効果も期待できます。ベタつかず、さらっとした使い心地。触れるものを選ばず、料理中や、大切なお子さん、ペットとも気兼ねなく触れあえます。

竹久夢二 アクアドロップ ふろしき 70

大正ロマンを象徴する画家である、竹久夢二の描いたデザインのふろしき。ふろしきのほかに、エコバッグとしても活用いただけます。撥水加工が施されているため、ジムやプールなどで濡れたウェアを包んだりもできます。さまざまなシーンでご利用いただけるのが嬉しいポイント。

ORUNET(オルネット) 天使プチタオル -全3色-

ぬくもりのあるカラーをした、天使のプチタオル。綿100%のセミシャーリング生地を使用し、吸収性が良くほんのり光沢感があるのが特徴です。リボンをほどくとハンカチタオルになり、再び結ぶと天使のぬいぐるみが完成します。バッグに忍ばせているだけで、小さな幸せを感じられるはず。

 

いかがでしたか?

すこしでも、皆さんのプレゼント探しの参考になれば幸いです。

まごころこもったギフトと一緒に、素敵なクリスマスをお届け。贈った人にも、受けとった人にも幸せで楽しい時間になりますように。

日本人にとって、大切な行事のひとつである新嘗祭(にいなめさい)。

新嘗祭とは毎年11月23日に行われる、収穫祭です。また、この11月23日は勤労感謝の日でもあります。

 

そんな新嘗祭は、どのような歴史のある行事なのでしょうか。

今回は新嘗祭の由来、神嘗祭と大嘗祭との違いについて詳しくご紹介します。

 

新嘗祭とはどのような行事?

新嘗祭とは、その年に収穫できた穀物や新米を神々にお供えしお祝いする収穫祭です。毎年11月23日に、宮中や神社で儀式が執り行われます。

宮中では、当日に天皇陛下自らが育てた新穀を奉ったあとに、その新穀を召しあがります。このときに神様と一緒に食事ができるのは、天皇陛下のみです。

 

新嘗祭は、神様と一緒に新穀を食べたことで新しい力を得て、翌年の豊穣を約束するための行事であり、宮中にとっては欠かすことができない重要な神事です。

 

新嘗祭は、「にいなめさい」「しんじょうさい」のほか、「にんなめのまつり」という読み方をされることもあります。

また、新嘗祭の「新嘗」には、新穀を味わいながらいただくという意味が込められています。

 

新嘗祭の由来について

新嘗祭はいつ制定された行事なのか、勤労感謝の日との関係についてご紹介します。

 

新嘗祭はいつから始まった?

新嘗祭の由来には諸説あり、具体的な起源は定かではありません。しかし、『古事記』によると、天照大御神が五穀豊穣を願ったことが記されているといいます。

 

新嘗祭が11月23日に制定されたのは、1873年です。もともとは、旧暦で2番目にあたる卯の日に行われていました。しかし、旧暦で数えてしまうと、毎年日付が変わってしまいます。

そこで、1873年に新暦の11月の2番目にあたる卯の日に行うようになったといわれています。それが、今の11月23日となります。さらに、卯の日は繁栄を象徴する縁起のよい日でもあるといわれています。

 

勤労感謝の日と同じ?

11月23日といえば、多くの人が思い浮かべるのが勤労感謝の日。もともとは新嘗祭の日でしたが、戦後にGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)の政策により、労感謝の日として制定されました。

 

神嘗祭(かんなめさい)との違いについて

神嘗祭(かんなめさい)とは、毎年10月15日〜17日に伊勢神宮で執り行われる宮中行事です。この神嘗祭は、その年に最初に収穫した新穀を天照大御神といった神々に捧げ、感謝をするお祭りです。それに対し新嘗祭は、天皇が自身で育てた新穀を捧げ感謝をします。宮中では10月17日に、執り行われるようになりました。

 

 

大嘗祭(だいじょうさい)

大嘗祭(だいじょうさい)とは、新しく天皇が即位したあと最初に執り行う新嘗祭のことです。大嘗祭の日程は正式には定められていませんが、例年11月に行われています。

このときに使われるお米は、斎田点定(さいでんてんてい)と呼ばれる儀式から選ばれます。この儀式では、亀卜(きぼく)と呼ばれる亀の甲羅を使った占いでお米の産地が決まります。

 

新嘗祭は宮中で執り行われますが、大嘗祭は大嘗宮(だいじょうきゅう)と呼ばれる、大きな祭場が用意されます。大嘗宮に参列した人々を招き、会食をふるまうなどの大響の義(だいきょうのぎ)を行います。

 

感謝の気持ちを込めていただく

新嘗祭はただの宮中行事ではなく、翌年の豊穣を約束するための儀式です。

毎日の食卓でお米を美味しくいただいている私たちにとっても、大切な行事です。

 

11月23日には、いつもより感謝の気持ちを込めていただいてみてはいかがでしょうか。

きっと皆さんの気持ちが農家さんにも伝わり、来年もおいしくいただけるはずです。

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JOHANASに想いをのせて

絹との新しい暮らし方を提案している、JOHANAS(ヨハナス)。

JOHANASは絹織物業を営む松井機業の6台目である、松井紀子さんによって立ち上げられたブランドです。

JOHANASという名は、産地である富山県南砺市城端からつけられました。身近な人たちから、世界の人々に届けたいという気持ちが込められています。

松井機業は明治10年の創業以来、絹織物業を一貫して行なっています。しけ絹を利用したインテリアアイテムや斜子・紋紗などの表具地、和装用夏用襦袢として使われる駒絽などの小幅織物を製造しています。

 

優しく包み込む

JOHANASは、2頭のが創り出す奇跡の「玉糸」から織られる「城端しけ絹」を使用しています。

そんな奇跡の玉糸を作り出す2頭の蚕は「玉繭」と呼ばれ、結婚する二人を象徴するかのような愛の結晶です。

そうして作られるしけ絹には、快適な肌ざわり、消臭、吸湿性など、さまざまな働きが期待できます。

さらに、松井機業が作り出す絹には、無数の三角形のカタチをした繊維が詰まっています。プリズム効果で乱反射するため、表面に光沢が生まれるのが特徴です。絹越しに光をとおすと、光の強さが柔らかくなり、心地よさが感じられます。

 

人生を変えた対話

紀子さんは東京の証券会社で営業職として働いていましたが、東京生活8年目にして絹織物に魅せられ2010年にUターンをしました。

松井機業5代目の父、松井文一(まつい・ふみかず)さんと得意先で話を聞き、そのなかで蚕の素晴らしさを知ったのがきっかけとのことです。

証券会社を退職後は、玉糸の原産地であるブラジルへと向かいました。地球の裏側で家業を支えてくれている人々との熱い交流を深めたのち、お客さんが手に取れる商品開発に取りかかります。

紀子さんは、現場で修業するうちに日に日にものづくりや城端への念が強くなり、城端において仕事に携わっていく喜びを実感していったそうです。

松井紀子(まつい・のりこ)さんのインタビュー記事は、こちらからご覧いただけます。

 

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毎年10月31日は、ハロウィーン。

日本では仮装をして楽しむ人も多くいますが、もともと仮装するのは、魔女やゾンビと同じ格好をして悪霊から身を守るためといわれています。

 

この記事では、ハロウィーンの歴史から過ごし方、かぼちゃとの関係について詳しく紹介します。

 

ハロウィーン(ハロウィン)とはどのような日

ハロウィーンは、毎年10月31日です。

ハロウィーン翌日の11月1日はキリスト教の諸成人に祈りを捧げる「万聖節(ばんせいせつ)」という祝日にあたります。

ハロウィーンを英語でつづると、Halloweenとなります。これは、万聖節(All Hallows’ Day)の前夜(All Hallows’ Evening)が短縮されたもの、つまりハロウィーンは「諸聖人の日の前夜祭」という意味が込められています。

 

また、秋の実りの収穫を祝い、現世に戻ってくる死者の魂を迎え入れる日でもあります。

 

当日に向けてかぼちゃで作ったジャック・オーランタンを飾ったり、仮装をしてイベントを楽しんだりして過ごします。当日は、子供たちが「Trick or Treat(トリックオアトリート)」と言いながら、大人のいるお家を回ってお菓子をもらいます。トリックオアトリートには、「お菓子をくれなきゃ、いたずらしちゃうぞ」という意味が込められています。

 

ハロウィーンの歴史について

ハロウィーンがどのように始まり、いつから日本で広がっていったのか、詳しく見ていきましょう。

 

ハロウィーン発祥はどこ?

ヨーロッパの古代ケルト人が行っていた、サウィン祭が起源といわれています。ケルト人にとっては11月が新しい年度の始まりとされており、サウィン祭では秋の収穫を祝うとともに、現世へ戻ってくる死者の魂を迎え入れます。

その際、悪霊も一緒に来てしまうため、子どもたちが連れて行かれないように悪霊と同じ仮装をして身を守って追い払います。

 

日本ではいつから始まった?

日本では仮装するイベントが行われるようになり、少しずつハロウィーンが浸透していきました。

1970年ごろに、キデイランド原宿店がハロウィーンに関連するイベントを開催したのが、始まりといわれています。その後、販促活動の一環としてハロウィーンパレードも行いました。

これらがきっかけで、さまざまな商業施設や遊園地などで、ハロウィーンに関連するイベントが活発的に開催されるようになっていったようです。

 

ジャック・オー・ランタンは「カブ」だった?

ハロウィーンでは、かぼちゃの目、鼻、口をくり抜いたジャック・オー・ランタンを飾ります。ジャック・オー・ランタンの名前の由来は、ジャックという名の男性が悪魔を騙したのがきっかけといわれています。ジャックの前に現れた悪魔は魂を奪おうとしましたが、今後魂をとらないでほしいと約束をしたようです。生前、悪事を働いていたジャックは、天国へ行くことはできませんでした。そこで地獄へと向かいますが、悪魔と交わした約束のせいで地獄へも行くことができませんでした。そして、くり抜いたカブに火をともし、あてもなく歩き続けることになります。ジャックがカブをランタンとして使ったのが、ジャック・オー・ランタンの由来といわれています。

 

現在はカブでなく、かぼちゃを使うのが一般的となっています。これはハロウィーンがアメリカへ伝わった際に、多く収穫できたかぼちゃを使うようになったのが始まりといわれています。

 

 

ハロウィーンは何をして過ごす?

ここでは、一般的なハロウィーン当日の過ごし方について紹介します。

 

定番の遊び(ゲーム)をして過ごす

ハロウィーンは仮装だけではなく、「パンプキン探しゲーム」「アップルボビング」「ミイラゲーム」「ハロウィーンボーリング」など、小さなお子さんでも楽しめるゲームがいくつもあります。

なかでも、アップルボビングとミイラゲームが定番ゲームのようです。

アップルボビングは、水に浮かんだりんごを口でとるゲームです。ミイラゲームは、トイレットペーパーを1ロール使い、全身にどれだけ早くミイラのように綺麗に巻けているか競います。

 

ハロウィ―ンにいただく行事食

ここでは、ハロウィーンにふさわしい行事食をご紹介していきます。

 

コルカノン

コルカノンは、マッシュポテトのなかにキャベツやケールなどさまざまな材料が入った、アイルランドの伝統料理です。

 

パンプキンパイ

かぼちゃを使って作られた、パンプキンパイ。比較的作りやすいため、アメリカの家庭ではよく食べられています。パイで目や口をかたどって、ジャック・オー・ランタンのように子供たちと一緒に楽しみながら作るようです。

 

ボクスティ

ボクスティはアイルランド発祥で、じゃがいもを使って作ったパンケーキです。自宅でも簡単に作りやすいため、ハロウィーンパーティーでもよく登場します。

 

キャンディーアップル(キャラメルアップル)

キャンディーアップルは、りんごにチョコレートやキャラメルをコーティングした欧米のハロウィーンで定番の行事食です。日本のお祭りでよく目にする、りんご飴のような食べものです。

 

ハロウィーンを楽しむ

日本のハロウィーンは仮装パーティーのイメージがありますが、本来は仮装にも大切な意味が込められています。

 

日本でも、ハロウィーンを楽しめるイベントが年々増えています。イベントに参加して仮装を楽しむのはもちろん、自宅でジャック・オー・ランタンを作ったり定番ゲームをして過ごすのもおすすめです。

 

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“結び”に想いを込めたハンドメイドアクセサリー

NIJISONGデザイナーのNIJISONGさんは韓国生まれ日本育ち。そして、大学時代をソウル、アトランタ、ロンドンで過ごしました。

NIJISONGさんはさまざまな国でたくさんの文化に触れるなかで、「何か新しいデザインを自分の手で生み出せないか」と考えるようになったそうです。そんな想いから誕生したのが、“NIJISONG”です。

NIJISONGのアクセサリーたちは、存在感のあるものから華奢で繊細なものまでさまざま。ですが、どれもやわらかく女性らしい印象を抱かせるのが特徴です。

 

彼女自身のルーツでもある、韓国と日本の伝統工芸を用いて作られたアクセサリーたちは、優しさのなかにも凛とした美しさがあり、大人の女性を連想させます。

 

かわいらしさと美しさを兼ね備えたのが、NIJISONGの作品。

 

「相手を思いやる、相手の幸せを願う」

 

そんな素敵な想いが込められたアクセサリーです。

 

NIJISONGの魅力について

女性にとって、ジュエリーやアクセサリーは物であること以上に、身近なものです。

 

いっときの飾りとしてではなく、その人らしさや個性が表れる部分。なにかひとつ身に着けているのと、着けていないのとでは、それだけで1日のテンションをすっかり変えてしまうほどの力があります。

 

NIJISONGの魅力は見た目の華やかさといったデザイン性だけでなく、つけ心地のよさにもあります。

アクセサリーの紐は軽く、肌になじむためつけ心地のよさが魅力的。

金具はシルバーとゴールドフィルドのみで作られています。また、金属を一切使わない作品もあるため、金属アレルギーがある方でも安心してお使いいただけます。

 

NIJIという名に込められた想い

まさしく「NIJI(虹)」という名にふさわしい“架け橋”のようなアクセサリーブランド。

 

ちなみに、このNIJIという名には、ちょっとした逸話があります。

NIJIという名は、NIJISONGさんの本名ではありません。彼女の兄が読んでくれるようになったNIJIという名前を漢字で書くと“虹”となることがきっかけなんだそう。

 

幼少期は、自分の部屋に鉛筆を飾るほど、色が好きだったようです。そして、“架け橋”という意味でもあり、七色を表現できるような人になりたいという想いが込められています。

NIJISONGさんの特集インタビュー記事はこちらからご覧いただけます。

 

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日々の暮らしを豊かにしてくれるうつわ

四季折々」をコンセプトに、移ろいゆく四季に自分の思いを色として重ねながら作られています。

桜をモチーフにしても、薄紅で描く年もあれば、夜桜の白を思う年もあります。その年、その場所によって変化する感じ方を頼りに、四季の移り変わりとその思い出に寄り添ううつわ作りを心がけているそう。そんな想いが込められているのが、TSUNEのうつわたちです。

TSUNEの食器は、その1つひとつが熟練の職人によって時間をかけて生み出される一点ものでありながら、主役の座はあくまで家庭料理に引き渡すことを大切にしています。

 

TSUNEが作り出す色の秘訣

TSUNEの色は、自然からインスピレーションを受けて調合される釉薬が、豊かな色彩を食器に与えます。一方で、主張しすぎないのも特徴のひとつです。むしろ、それらが食卓に四季の訪れを感じさせてくれ、「どのような料理を盛りつけようかな」と、想像するのも楽しくしてくれます。

 

さらに、単に一色に染めるのではなく、濃淡がグラデーションとなって現れる色合いを目指して作っています。理想にたどり着くまで、何度も作り直しをするため、月日を経て同じものをまた作るといったことも難しいようです。

 

服を生み出すようにうつわを生み出す

恒子さんは現在、食器作りをしていますが、以前は服飾デザイナーとして働いていました。デザイナーとして自身で幅広いことに携われるようになるなかで、陶器の魅力に気づいたとのことです。うつわがもつ日本の伝統的な美意識と土のぬくもりに感動をし、うつわ・生活デザイナーとして独立をしました。

 

作りたいと思ったものの絵を描き、その制作工程の指示書を書くことは、服もうつわもつくるのに差はないと気づいたそうです。そして、全国の伝統工芸の職人たちと一緒に、うつわの生産を始めTSUNEを設立しました

田中恒子(たなか・つねこ)さんのインタビュー記事はこちらからご覧いただけます。

 

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日本の伝統的工芸品のひとつであり、透きとおるガラスの美しさが魅力の江戸切子。

そんな繊細な切子模様は、職人が1つひとつ丁寧に仕上げていきます。

 

江戸切子は、酒器や普段使いするグラスとして使われるのが一般的です。近年ではグラスのほか、花瓶などさまざまなアイテムにも取り入れられ親しまれています。

 

今回は江戸切子の歴史から特徴、切子の模様について詳しくご紹介します。

 

江戸切子について

江戸切子とは、江戸で発展したいくつもの切子模様を施したガラスのことをいいます。そして、国が指定した伝統的工芸品でもあります。

 

江戸切子の素材は大きく分けて、ソーダガラスクリスタルガラス(鉛ガラス)の2種類です。

ソーダガラスは食器など一般的なものに多く使われており、丈夫なのが特徴です。

また、クリスタルガラスは高級なものに使われることが多く、屈折率が高いためキラキラとした輝きと重いのが特徴です。

 

ガラスの表面には、矢来(やらい)・麻の葉(あさのは)・菊花(きっか)などをモチーフにした模様が施されています。

切子は、厚さ1ミリほどのとても薄いガラス素材の上から施しています。カットされた文様は、色の境界がくっきりとシャープであることが特徴です。

山田硝子

菊繋ぎ篭目紋

 

江戸切子の歴史について

江戸切子は名前に「江戸」とありますが、名前のとおり江戸時代に誕生したのでしょうか。

 

江戸切子の始まりは「江戸時代」?

江戸切子の起源は、江戸時代後期の1834年までさかのぼります。

当時、江戸大伝馬町のビードロ屋を営んでいた加賀屋九兵衛が、金剛砂でガラス表面に彫刻したのが始まりといわれています。

江戸切子が誕生したころは、無色透明のガラスに切子模様を施したものが主流だったようです。

 

明治時代に入ると、切子の技術が発展していきます。1873年には、品川興業社硝子製造所が開設され、のちにイギリスから切子の技師であるエマヌエル・ホープトマンが指導者としてやって来ます。

イギリスの切子の技術を学んだことで、さまざまな切子の技法が増えていきました。また、江戸切子のなかに薩摩切子の色被せ(いろきせ)などの技法がもたらされました。色被せは2色のガラスが重なっているため、無色透明とは異なりカラフルなものが人気になっていったようです。

 

大正時代に入ると、より品質の高いものを作ろうと、江戸切子に使われるガラス素材にも着目していきました。ガラス素材の研究や、クリスタルガラスの研磨の技術を生み出していきました。

山田硝子
水玉万華鏡

 

世界で愛される江戸切子

多くの人々から愛されている江戸切子は、時代とともに品質やデザインなどが洗練されています。

そんな江戸切子は、1985年に伝統工芸品産業に指定されました。そして、2002年には国の伝統的工芸品にも指定されました。現在では、日本のみならず世界で人気な伝統工芸品です。

 

そして、江戸切子には定められた4つの条件があり、条件を満たしたものだけが江戸切子と名乗ることができます。

 

【4つの条件】

  1. ガラスである
  2. 手作業
  3. 主に回転道具を使用する
  4. 指定された区域(※江東区を中心とした関東一円)で生産されている

 

【引用】江戸切子とは 歴史・文様・製法・指定|伝統工芸江戸切子公

 

山田硝子
タンブラー鉄線

 

江戸切子の文様について

江戸切子の文様の種類はいくつもあり、正確な数は定かでありません。ここでは、代表的な文様をご紹介していきます。

 

矢来(やらい)文

矢来模様は、とてもシンプルな文様です。丸太や竹を使い交差して作られた、「矢来」と呼ばれる柵や囲いをイメージしています。

外敵から守るために作られた矢来は、魔除けの意味が込められています。

 

麻の葉(あさのは)文

麻の葉は日本の代表的な文様のひとつでもあり、縁起がよいとされています。

麻の葉は、着物をはじめ身の回りのさまざまなものに古くから取り入れられていたモチーフでした。また、麻はほかの植物より成長が早くまっすぐ育つことから、子供の成長と健康を願う意味が込められています。

 

魚子(ななこ)文

魚子は、魚卵(ぎょらん)が連なって見える文様です。魚卵のように連なって見えることから、子孫繫栄の意味が込められています。

 

菊花(きっか)紋

菊の花は一輪の花模様が特徴的で、華やかな文様です。菊の花には、長寿を願うなど縁起のよい意味が込められています。

 

薩摩切子との違い

江戸切子と同じく、日本を代表する切子細工として知られる「薩摩切子」。

薩摩切子は鹿児島県で生産されており、鹿児島県を代表する伝統的工芸品です。

 

そんな江戸切子と薩摩切子の大きな違いは、仕上がりにあります。

江戸切子は色の境界がくっきりとシャープであることが特徴ですが、薩摩切子はぼかしなのが特徴です。また、江戸切子よりがらすの厚みがあり、下に向かっていくと色が薄くなっています。この薄さが、美しいぼかしが生まれます。

山田硝子
天開ぐい呑み

繊細な職人技

江戸切子は、繊細な職人の匠の技が詰まった“壱品”です。

素材にもこだわったグラスは、丈夫な作りで安心して使うことができます。飲むためのうつわとしてもちろんですが、芸術のような仕上がりは見ているだけでも楽しめます。

 

江戸切子は高価なものも多くあるため、なかなか手に取りにくいかもしれません。そんなときは、江戸切子を体験できる場所や博物館で江戸切子の魅力に触れてみてくださいね。

山田硝子
変わり市松

 

【関連記事】藍染の種類と特徴、染色技法について


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