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ころんとしたフォルムと凝ったデザインが多い「お猪口(ちょこ)」。

インテリアショップでもおしゃれなお猪口が置いてあるとつい、手にとってしまいます。
じつは、アイデア次第でさまざまな使いかたができる万能なアイテムだということをご存知ですか?

そこで今回は、お酒を飲むことが苦手な人でもたのしめる、お猪口の使いかたアレンジをご紹介。
お酒に合わせるのはもちろんいいけれど、もっと自由にお猪口をたのしんでみましょう。

お猪口とは

kaguyahime -イロドリおちょこ-

陶器やガラスなど材質、絵柄もシンプルなものからモダン、可愛いものまでさまざまなものがあるお猪口。

お猪口とは「ちょく(猪口)」が転じたものであるとされています。「ちょく(猪口)」という言葉の由来には諸説ありますが、ちょっとしたものを意味する「ちょく」や飾り気がないこと、安直を意味する「ちょく(直)」であると考えられています。

お猪口の素材は陶磁器製とされていますが、酒器はガラス製や木製のものも増えているので、現在に至っては陶磁器製に限るものではないようです。

「ぐい呑み」との違い

お猪口とよく似た形のうつわに、「ぐい呑み」があります。お猪口とぐい呑みの違いに明確な定義はありませんが、2つは大きさが異なります。

お猪口はぐい呑みに比べて小振りで、徳利とセットでついてくるようなサイズのものがお猪口であるとされています。一方のぐい呑みは、お猪口よりもサイズが大きめ。語源とされている「ぐいっと呑む」という言葉から想像できるように、ぐいぐいお酒を呑みすすめられるような大きさのものを指します。なお、ぐい呑みの素材はとくに限定されていません。

 

お酒が飲めなくても楽しめる、「お猪口」の使いかた

小鉢としておかずを入れる

kaguyahime -イロドリおちょこ-

「いつもの食卓に、なにか一品プラスしたいな」
そんなときに活躍するのがお猪口。献立の色味にあわせて足りない色を補ったり、おかずの色味とあわせて統一感を出したり。お猪口自体は和食器ですが、モダンなデザインものを選べば、洋食器にもスッと馴染みます。

湯呑みやコーヒーカップとして

kaguyahime -イロドリおちょこ-

お猪口は、湯飲みやマグカップなどの代わりに使える万能なうつわ。
プレートにもすっぽり収まる小ぢんまりとしたサイズ感は、お菓子とともにワンプレートでドリンクを出すことができます。ポップなデザインのものを選べば、和菓子だけではなく、洋菓子にあわせてコーヒーカップとしても使うことができます。

食後のデザートを可愛く盛りつけて

kaguyahime -イロドリおちょこ-

 

お猪口は器自体が小ぶりなものが多く、器の入口が広いため、デザートの盛りつけにもぴったり。いつもコンビニでつい買ってしまうお気に入りのアイスをカップから直接食べるのもいいけれど、ときには小さな器にかわいく盛りつけていただくのも素敵。
ほかにも、イチゴなどの小さめの果物やキャンデイなどの小さなお菓子を盛りつければ、いつものデザートタイムもちょっぴりお洒落に仕上がります。

テーブルを彩る、一輪挿しにも

お猪口は、テーブルの上にちょっとだけお花を飾りたいときにぴったりな花器にもなります。立派な花器を置くとスペースが埋まってしまいがちですが、お猪口であれば省スペースながらもお花を可愛く引き立ててくれます。

Kaguyahime ソラミズイロの酒器 -酒器&猪口-

お酒をたしなむときにしか出番がないと思っていお猪口ですが、さまざまな使いかたができるのはうれしい誤算。また、めんつゆなどを入れる「蕎麦猪口」でも同じように使うことができます。
大小さまざまなデザインのお猪口を集めて、あなたらしい使いかたを見つけてみませんか?

風になびく姿と心地よい音色によって、目と耳で「涼」を感じられる夏の風物詩、風鈴。

風鈴の音の涼しげな音を聞くと、自然と涼しさを感じます。

風鈴は、短冊が風を受け揺れることで音が鳴りますが、日本人は風鈴の音色を聴くことで《風が吹いている=涼しい》と連想することで涼しく感じられるそう。

また、風鈴は異なる高さの音が重なり合って聞こえてくることから、その音の揺らぎにより脳がリラックスした状態になるとされています。

今回は、そんな風鈴の由来や歴史、縁側がなくても手軽に楽しめる風鈴の楽しみかたについてご紹介します。

 

風鈴の由来と歴史

風鈴は、中国より伝えられた「占風鐸(せんふうたく)」がもとになっているとされています。

唐の時代、中国では占風鐸(せんふうたく)と呼ばれる占いが存在していました。この占風鐸は、竹林の東西南北に風鐸と呼ばれる青銅でできた鐘のようなものを吊るし、風の向きや音の鳴り方で物事の吉凶を占うもので、政治判断などが行われていたそうです。

日本へは奈良時代、遣唐使によって仏教とともに伝えられたとされています。当時の日本では、強風は流行病や邪気などの災いを運んでくると考えられていました。そこで(その音が聞こえる範囲は聖域となる)災いから守ってくれるものとして、お寺の軒の四隅に風鐸が吊るされるようになっていきました。

 

当時使われていた風鐸は青銅製だったため、私たちが慣れ親しんだ風鈴のような軽やかな音ではなく、どちらかというと鈍く重い音だったそう。ちなみに、「風鈴(ふうりん)」という呼び名は、平安時代ごろから使われるようになったと考えられています。

 

江戸時代に入ると、ガラス製の風鈴が登場

江戸時代に入ると西洋からガラスの文化が伝えられ、ガラスでできた風鈴が製造されるようになりました。ただし、当時はガラスの原料が非常に貴重だったことや職人が少なかったこともあり、(現代の値段で)約200万~300万円にもなるという高級品でした。

その後、風鈴が庶民の手が届くようになると、住宅の縁側に吊るして楽しまれるようになりました。多くの住居では日当たりがよいことから縁側を設けていましたが、同時に南西の方角は「裏鬼門」として、不吉な方角であるという考えかたもありました。そこで、不吉な方位に魔除けとして風鈴を飾っていたと考えられています。

 

いつから「夏の風物詩」になったの?

風鈴が流行る以前より、庶民のあいだでは籠(かご)のなかで鈴虫を飼い、鳴き声を楽しむ習慣がありました。風鈴の音がスズムシの鳴き声に似ていることもあり、夏の終わりから秋にかけてスズムシを飼うときには風鈴は仕舞い、「風鈴は夏のもの」という風習が生まれたという説があります。

 

縁側がなくても楽しめる風鈴の楽しみかた

涼しさの演出として飾られる風鈴ですが、夏の過ごしかたや気温にも変化ができたことから、窓を締めてエアコンを効かせて過ごすことが増えたこともあり、風鈴の音はちょっと遠い存在になってしまったのかもしれません。

エアコンがあれば暑さは困らないけれど、せっかくならば風鈴ならではの心地よさも日々の生活に取り入れたいもの。そこでマンションや縁側のない住宅での、風鈴の楽しみかたをご紹介します。

風があたる場所に飾る

風鈴の音をより楽しみたいのであれば、室内にかけるのがおすすめ。たとえば、カーテンレールにかけたり、専用のスタンドをつかって卓上風鈴としてたのしんだり。エアコンや扇風機の風が当たる場所に吊るせば、弱い風でも風鈴の音色を楽しむことができます。

 

玄関につるして

風鈴を玄関に飾ると、ドアを開けたときに通る風で風鈴の音色を楽しむことができます。帰宅してドアをあけた瞬間に涼しげな風鈴の音がすると、それだけで外の暑さを忘れさせてくれるような気がします。

夏らしいインテリアのワンポイントに

夏らしいインテリアを彩るにも、風鈴はぴったり。

とくにガラス製の風鈴は、見ているだけでも涼しげな印象。サンキャッチャーなどと同じように、飾って眺めるという楽しみかたもおすすめです。

魔除けとして取り入れられ、夏の風物詩として広く親しまれるようになった風鈴。

暑い日がつづきますが、風鈴を上手に取り入れて涼やかな夏を味わってみてはいかがでしょうか?

厳しい暑さがつづくと、どうしても外へ出るのが億劫になりがち。
そんな暑い季節の外出や冷房がない場所で役立つのが、扇子(せんす)。扇ぐことで涼をとることはもちろん、芸やお茶の世界などさまざまな分野で使用され、それぞれ異なる形式や意味を持っています。

扇子は1年を通して使うことができるけれど、もっとも出番が増える夏。

そんな涼やかな夏の風物詩のひとつである扇子の歴史、扇子をより優雅に楽しむためのヒントをご紹介します。

 

扇子の歴史

扇子の歴史は、平安時代初期までさかのぼります。

数枚の木簡(もっかん:文書の記述や保管をする際にに用いる薄い木の板)を持ち歩くために、片端を綴じて使用した「檜扇(ひおうぎ)が始まりとされ、当時はおもに男性が公の場で使用していました。その後、檜扇に絵が描かれるようになると女性が装飾品として好んで使用するようになっていきました。

 

やがて、現在の扇子の原型となる夏用の扇である蝙蝠扇(かわほりせん:竹や木の骨組みに片面だけ紙を貼ったもの)が登場しました。この扇子は鎌倉時代になると中国へと渡り、両面貼りとなったものがやがて、室町時代に日本へと逆輸入されて普及していきました。

当初は貴族や神職者のみが使用を許されていた扇子ですが、このころには庶民の使用が認められるようになり、能や演劇、茶道に用いられるようになっていきました。

 

扇子の役割

扇子は、大きく分けて2つの役割をもっています。

 

扇子の役割①:涼をとるため

まずひとつは、扇子を扇ぐことで涼をとるため。扇子が誕生したころは全面木製で大きさも30センチほどありましたが、やがて夏用に竹と紙で作られたものが出てくると、暑さを和らげる目的で使用されるようになりました。扇風機が普及するようになるまで、扇子はうちわとともに、庶民にとって夏の必需品でした。

扇子の役割②:装飾品として

そしてもうひとつは、装飾品として使用するため。貴族の正装の必需品として用いられていた扇子は、平安時代になると茶道や能、舞などにも欠かせない重要な道具として使われるようになります。なお、現在では和装での冠婚葬祭には「祝儀扇(しゅうぎせん)」と呼ばれる専用の扇子が1年をとおして用いられています。

 

扇子の上手な使いかた

扇ぐ速さは、ゆっくり微風で

扇子をせわしなくバタバタと扇ぐのは、見た目にもあまり心地よいものとはいえません。また、強い風を間近に受けても気持ちがよいわけではなく、適度な微風のほうが心地よく感じられるもの。また、浴衣など和装の際は顔を仰ぐより、袂(たもと)から風を送るようにすることで涼しく感じられるようになります。

 

使用時にもちょっとした気づかいを

扇子を使用する際にちょっとした気づかいをすることで、お気に入りの扇子を永く使うことができます。

扇子を使用する際はまず、左手を下から添え、右手の親指で骨をずらすように押して開きます。扇子をすこし開いたら、両手で扇子をゆっくりと広げるようにします。そして閉じるときは扇子を両手で持ち、右手で奥から手繰り寄せるように、扇子を少しずつていねいに閉じます。

 

また、扇子を持ち歩く際には専用の扇子袋やハンカチ、手ぬぐいなどに包んでおくと型崩れを防ぐことができます。また使用しないときには、責(せめ)と呼ばれる和紙の帯紙などをはめておくのもよいでしょう。

扇子に香りを忍ばせて

扇子をより楽しむ方法に、「香り」があります。白檀(ビャクダン)や桧(ひのき)を使用したものは、少々値段が張りますが、扇子を扇ぐたびにほのかな香りを楽しむことができます。

より手軽に香りを楽しむのであれば、お香や匂い袋などを扇子とともに密封しておくのもおすすめ。この方法であれば、お気に入りのフレグランスや精油でも香りづけをすることができます。ただし、繊細な素材や淡い色の扇子の場合は傷めてしまうこともあるため、香りづけをしたハンカチなどに包んで香りを移すようにしましょう。

平安時代ごろは風を送るためではなく、口元を隠したり、相手とのやり取りで物を乗せて差し出したりする、社交アイテムとして使用されていた扇子。ことしの夏のお出かけは、扇子とともに小粋に楽しみませんか。

 

日ごろお世話になっている方に感謝の気持ちを込めて贈る夏のごあいさつのお中元。

お渡しした相手に喜んでいただくことはもちろん、お世話になった方へ失礼がないようにしたいところ。そこで今回は、お中元の由来や基本的なマナーの一部についてご紹介します。相手に不快感を与えることなく感謝の気持ちを伝えられるようにしましょう。

 

■お中元の由来

日ごろお世話になっている相手に感謝の気持ちを込めて贈るお中元ですが、その由来をご存知でしょうか。その起源は中国の道教にあるとされています。古代中国の道教では、「三元」の日に、3人の神様(三官)を祭ったといわれています。

1月15日の上元には福をもたらす神様(天官)、7月15日の中元には罪を許す神様(地官)、10月15日の下元には害除けの神様(水官)を祭る行事があったといわれ、そのなかで7月15日の中元は、仏教におけるお盆の行事と同じ日だったことから、日本にも伝えられたと考えられています。

そのならわしが日本へ伝えられたあと、仏教の風習と混ざって「お盆のころに日ごろお世話になっている方へ感謝の気持ちを伝えるため品物を贈る」という行為に変化したのが、現在のお中元の由来だとされています。

 

●お歳暮との違いは?

お中元とお歳暮は、どちらも感謝の気持ちを伝えるものとしては同じ。ですが、お中元は夏に贈りものをするということもあり、お渡しする相手の健康を願う意味合いが強いと言えます。いっぽうお歳暮は、1年の締めくくりのご挨拶として贈りものをするという意味合いが強くなります。

 

■おぼえておきたいお中元のマナー

●お中元を贈る時期

お中元は、贈る時期が地域によって大きく異なります。ただ一般的には、7月上旬か7月15日の「中元」までに贈るようにします。以前は西日本では8月上旬から8月15日までが贈答期間とされていましたが、近年では地域にかかわらず7月の中ごろまでに贈ることが一般的になりつつあります。

●お中元を贈ったあとはどうすればいい?

お中元は、基本的に毎年贈るようにします。また、日ごろお世話になっている人とのお付き合いは、大切につづけていきたいもの。そこでお中元を贈ったらリストをつくっておきましょう。相手の名前、品物、値段を書いておくなり、レシートを取っておくなりします。それらを参考にすれば、お歳暮や次のお中元の準備がスムーズです。

●うっかり送り忘れていた……その場合、どうすればいい?

ところが、お中元の期間中は先方が不在にしていることを事前に知っている場合や、うっかり7月15日を過ぎてしまうこともありますよね。そんな時には「のし紙」の表書きを変えましょう。8月8日頃の立秋までは「暑中御伺」や「暑中御見舞」に、もしそれ以降になるようなら、9月上旬までに「残暑御伺」や「残暑御見舞」として贈りましょう。

また、相手先が喪中の場合でも、お中元は失礼にあたりません。配慮するならば、「のし紙」を控えたり、時期をずらして「残暑御見舞」のかたちにするのがスマートでしょう。

●相手が喪中でも大丈夫?

このようにお中元を贈る時期は地域によってかなり差がありますが、九州と沖縄を除くほとんどの地域で、7月15日はお中元の時期になっています。いつ贈れば良いのか迷った場合は相手に尋ねるのが一番ですが、それが困難な場合は7月15日に届くように贈るのが無難です。

●お中元をいただいたらお返しは必要?

お中元は日ごろのお世話に対する感謝の気持ちをあらわすもの。ですから、とくにお返しの品を用意する必要はありません。お礼の気持ちを言葉や文章にして、相手の気づかいに対するお礼を伝えるようにしましょう。ただ、同じような立場の相手からお中元をいただいた場合は、「残暑御見舞」というかたちでお返しをするとよいかもしれません。

 

 

季節感のあるものを選んだり、先方の好みや家族構成などを考えながら商品を選んだり。

お中元に限らず、日ごろお世話になっている方への贈りものをするルールは、贈りものをする相手への細やかな心づかいのあらわれ。

ことしの夏はいつもお世話になっているあの人に、あなたらしい「夏のご挨拶」をしてみませんか? 

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4月8日は、花まつり。お釈迦さまがお生まれになった4月8日を中心に行われ、祭りを否定する仏教で唯一、祭りといわれる行事です。花まつり当日は生誕を祝う法要が行われ、境内には花御堂(はなみどう)がつくられ、その中にお釈迦さまの誕生仏が安置されます。

参拝に来た人たちは、誕生仏の頭上に竹の杓(ひしゃく)で甘茶をかけてお祝いします。この甘茶を灌(そそ)ぐさまから、灌仏会(かんぶつえ)とも呼ばれています。

■花まつりの歴史と由来

花まつりは、仏教を開かれたお釈迦さまの誕生日を祝う行事。
仏教であれば宗派を問わず、共通して4月8日にお祝いをします。インドや中国でも古くから行われ、日本では推古天皇の時代(606)に元興寺で初めて行われたと伝えられています。その後、奈良時代には大きなお寺に広まっていき、平安時代にはお寺の年中行事となっていきました。

やがて、明治時代になると浄土宗で「花まつり」と呼ばれるようになり、すべての宗派に浸透していくようになりました。

■お釈迦さまの誕生にまつわるエピソード

お釈迦さまが誕生して間もなく、東西南北にそれぞれ7歩ずつ歩いて立ち止まり、右手で天を、そして左手で地を指差して「天上天下唯我独尊(てんじょうてんが、ゆいがどくそん)」と叫んだと伝えられています。ちなみに、花まつりで見るお釈迦さまの像も、この瞬間を捉えたポーズをしています。

●お釈迦さまが7歩歩かれたのは、なぜ?

なぜ、お釈迦さまは四方に7歩歩かれたのでしょうか。

これは、7という数字にヒントがあります。7とは、6プラス1。6というのは私たち人間が果てしなく苦しみつづけるという迷いの世界「六道(りくどう)」を意味します。その六道から離れる道を明らかにすることが仏教の目的であることから、それを「6プラス1歩」の7歩で表しています。

●天上天下唯我独尊って、どういう意味?

それでは、お釈迦さまが唱えたという天上天下唯我独尊とはどのような意味で使われているのでしょうか。天上天下とは、「全世界・全宇宙」を指し、「我」はお釈迦さまのことではなく、私たち人間のことをあらわしています。

そして「独尊」とは、たった一つの尊い使命ということ。このことから、天上天下唯我独尊とは、この大宇宙のすべての人々は、唯一無二の使命を果たすためにこの世へ生まれてきたということを指します。

お寺によっては、花祭りにあわせて行事をおこなうところもあります。イエス・キリストの生誕を祝うクリスマスは有名ないっぽうで、どちらかというとなじみのうすい花まつり。ことしの春はぜひ、花まつりに参加してみてはどうでしょう。

春と秋の年に2回やってくるお彼岸(ひがん)

春分と秋分は、1年のなかでも昼と夜の長さがほぼ同じになる時期。このことから、私たちが日々を過ごすこの世とあの世がもっとも通じやすくなると考えられています。この時期はお墓参りへ出向くという方も多いかもしれません。けれどじつは、お彼岸の期間は自身を反省するための修行の機会でもあるということをご存知ですか?

■お彼岸の意味と悟りの世界

彼岸という呼びかたは、サンスクリット語の「パーラミター(波羅蜜多)」を訳した「到彼岸」を略したことに由来します。到彼岸とは、「あちらの岸(あの世)」のこと、つまり悟りの世界である「極楽浄土」だと信じられてきました。

それに対し、私たちが日々を過ごしている「こちら側(この世)」には迷いや苦悩に満ちあふれている世界だとされてきました。極楽浄土に行くために、迷いや苦悩を断ち切るためには仏教世界の「六波羅蜜」という教えを実践して、悟りを開くことが必要だと説かれています。

 

■六波羅蜜とは

「彼岸」とは悟りの世界。心穏やかな悟りの境地に至るには、これからご紹介する6つのことを実践することが求められるとされています。この6つの修行を仏教では六波羅蜜(ろくはらみつ)と呼びます。みなさんは、どのくらい実践することができていますか。

①「布施」(ふせ):財や心を周囲の人へ施すこと。

②「持戒」(じかい):心を戒めること、周囲の人へ迷惑をかけないこと。

③「忍辱」(にんにく):愚痴や不平不満をもらさないこと、腹を立てないこと。

④「精進」(しょうじん):つねに全力で物事にとり組むこと、努力をおしまないこと。

⑤「禅定」(ぜんじょう):心を静かに保ち、日ごろの言動を省みるひと時を忘れないこと。

⑥「智慧」(ちえ):真実を見る智慧、そして正しい判断力を身につけること。

日ごろからこれらの徳目を実践し続けることは、決して簡単ではないかもしれません。そんな6つの修行を、春と秋の年2回みんなで実践してみようというのが、お彼岸の教えです。

もちろん、お彼岸にお寺やお墓、仏壇にお参りをすることも「六波羅蜜」の実践に通じる大切な仏道修行です。

■暑さも寒さも彼岸まで

「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があるように、お彼岸はちょうど季節の変わり目。

六波羅蜜の修行は、自分の心がけひとつで誰にでもできることばかり。いつも見守ってくださるご先祖さまにも、春という豊かな季節がまた巡って来てくれたことにも、まずはありがとうの気持ちを。六波羅蜜の6つの修行を通じて、心ゆたかな人柄を身につけていきましょう。

2月に入り、厳しい寒さのなかにもやわらかな春の日差しを感じられるようになってきました。
甘い香りが春の訪れを予感させ、なんだか幸せなきもちにさせてくれる梅(ウメ)の花。
ウメの花は、「松竹梅(しょうちくばい)」と並べておめでたいもののひとつともされていますが、それぞれの由来や意味をご存知でしょうか。そこで今回は、そんな松竹梅のあれこれをご紹介していまいります。

■どうして「松竹梅」なの?

わたしたちの暮らしのなかには、さまざまな格付けや意味合いを持った言葉があります。「松竹梅」もそのひとつで、主に商品やサービスの格付けを示すものとして使われています。一般的には最高級の松に次いで、中堅ランクが竹、そして梅とつづきます。

中国では3という数字は古来より縁起のいい数字。

このことから3つの植物の組み合わせ、なかでも寒さの厳しい真冬にも美しい葉や花を咲かせ、豊かな生命力を連想させる植物のセット「歳寒三友(さいかんさんゆう)」がとくに喜ばれてきました。

中国では、宋代よりマツ(松)やタケ(竹)、ウメ(梅)、スイセン(水仙)などの冬を代表する植物からいずれかの3つがセットで描かれたのです。そのなかでもウメは描かれることが非常に多く、しだいに中国における歳寒三友の要となっていきました。

●日本にも伝えられたものの……

松竹梅の組み合わせが日本に伝えられたものの、決してすぐに定着したというわけではありません。

その常緑性が長寿のシンボルとされてきたマツ、そして成長力の旺盛さが繁栄を意味するタケ。
この2つはもともと日本に自生しており、生命力のたくましさが古来より尊ばれてきました。
そのためマツとタケは、縁起物として平安末期にはマツとタケを組み合わせた門松をお正月飾りとして用いられていたとされています。

●日本で松竹梅がなかなか定着しなかった理由

ですが、なかなか日本で定着していかなかったのがウメでした。ウメは中国原産の樹木で、奈良時代後期に日本へとやってきたとされています。日本に伝わって間もないウメは、そのころの貴族にとって憧れの大陸文化の象徴でしたが、自生の種であるマツやタケとはすぐに結びつかなかった要因のひとつなのかもしれません。
ですが、やがて春の訪れとともに香しい花を咲かせることから、やがてウメも冬の風物詩として定着していきました。

■松竹梅それぞれの意味について

松竹梅の順番は、日本で吉祥(=めでたいこと)の象徴となった年代の順番を表しています。
ここでは、それぞれの意味について紹介していきます。

●松(マツ)


平安時代に吉祥の象徴となった松。松は1,000年もの寿命があり、1年じゅう葉の色が変わらないことから「常盤木(ときわぎ)」と呼ばれ、縁起のよいものとされてきました。また、中国では長寿延命の木とされています。

●竹(タケ)

竹はおよそ3か月ほどで親と同じ高さまで大きくなるほど、生命力を持った植物。
また、1年じゅう枯れることがなく、つぎつぎと新芽を出していきます。そのことから、室町時代より子孫繁栄の象徴とされています。

●梅(ウメ)

菅原道真が愛したという梅の花は、厳しい寒さのなかでも1番に春の知らせを伝えてくれる植物であることから、江戸時代より繁栄・気高さ・長寿の象徴とされています。

■松竹梅に優劣はない

松竹梅は平安時代から現代まで、時代とともにその意味合いが徐々に変化していきました。
松、竹、梅それぞれが吉祥の象徴であることから、そこに優劣関係はありません。
ですが、それぞれが吉祥とされた時代にしたがって現代では格付けとして用いられています。

ちなみに、格付けや等級をあらわすようになったのは、蕎麦屋や寿司屋のメニューで『特上・上・並』を『松・竹・梅』に置き換えるようになったことが始まりだとされています。


サクラよりすこし前に見頃を迎える梅(うめ)の花。
全国には多くの梅を鑑賞できるスポットがあるので、梅の上品な美しさと爽やかな香りに癒されてみてはいかがでしょう。

「お正月」をいえば、新年を祝う1年で1番始めにくる行事のこと。

じつは、1月にはお正月とは別に「小正月(こしょうがつ)」と呼ばれる行事があることをご存知ですか?
元旦から1月3日までの三が日である「大正月」が新年に歳神さまをお迎えするという意味を持つのに対し、「小正月」は豊作の祈願や家内の安全の祈願をするという意味をもっています。この時期に悪霊払いや無病息災の風習が行われるのも、このことに由来します。
あまり聞きなじみのない小正月。今回はその由来や行事、食事についてお届けします。

■小正月とはいつのこと?

(1月13日~16日の3日間を指す場合もありますが)小正月は、一般的に1月15日とされています。
この時期が「小正月」とされているのは旧暦との関係があります。
旧暦では新月の日を1日(ついたち)、満月の日を15日(十五夜)、そしてつぎの新月の日までを1か月としてきました。古来より日本では満月には特別な力があると考えられ、旧暦の1月15日は立春後初めての満月にあたることから、この日を正月としました。

やがて明治時代に入ると太陽暦になると、元旦(1月1日)を「大正月」、そして1月15日を「小正月」と呼ぶようになったといわれています。

●ほかの呼びかたをすることも

また小正月は、年末から新年を迎える準備や来客の対応で慌ただしく働いた女性が一息つける時期として、「女(おんな)正月」とも呼ばれます。これに対して、大正月は年男が活躍することから「男正月」と呼ばれます。

■小正月におこなわれる行事や食事

大掃除をしたり、門松やしめ縄を飾ったりして年神様を迎える大正月に対して小正月は、豊作祈願などの個人的(もしくは家庭的)な行事が多くなります。そして小正月の行事は、以下の大きく3つに分けられます。

・豊作祈願(餅花、繭玉、庭田植え など)
・吉凶占い(粥占い、豆占い など)
・悪霊祓い(左義長、鳥追い など)

そのなかから今回は、代表的なものをいくつかご紹介します。

●餅花(もちばな)

お正月には家の外に門松を飾りますが、小正月では1年の五穀豊穣を祈り、餅花(もちばな)を飾ります。
餅花は、稲穂を連想させるヤナギなどの枝に小さく切った紅白のお餅や団子をさして飾ります。米粉をつかって蚕(かいこ)の形にし、繭玉(まゆだま)として飾る地方もあり、これは養蚕が盛んだったころの名残りと思われますこのことから、小正月のことを「花正月」と呼ぶ地域もあります。

●左義長(どんど焼き)

左義長(さぎちょう)は、お正月飾りや書き初めを集めて燃やす行事のこと。燃やしたときの煙とともに年神様が天上に帰るとされ、その火でお餅を焼いて食べることで万病を防ぐとされています。また左義長は、「どんど焼き」「どんど」などと、地域によってさまざまな呼びかたがあります。

●粥占(かゆうら・かいうら・よねうら)

粥占はおかゆを炊いて、この1年の吉凶を占う行事です。粥占は各地の神社で祭礼として行われ、多くは小正月に神にあずき粥を献上するときに行われ、天候や作物の豊凶などについて占います。占いかたにはいくつか種類がありますが、一般的には煮え上がったお粥のなかへ棒を入れてかき回し、棒についた米粒の数で占います。そのほかにも青竹を12本入れてひと月ごとの吉凶を占うものや、お米と小豆(あずき)と竹筒を一緒に炊いて、竹筒に入った小豆の数で吉凶を占うものもあります。

たとえば、京都府亀岡市千歳町の出雲大神宮でおこなわれる粥占祭(よねうらさい)では、毎年1月15日に小豆を混ぜた米を早生、中生(なかて)、晩生(おくて)を表す3本の竹筒とともに釜で炊きます。ここでは筒に入った小豆が少なく、米が詰まっているほど豊作としています。

●小豆粥(あずきがゆ)

小豆(あずき)の赤い色には、昔から邪気を払う力があると考えられ、小正月の1月15日に邪気を払い、この1年の健康を願って小豆粥を食べる風習があります。この15日は望の日(もちのひ)なので、望粥(もちがゆ)とも呼ばれます。また、(東北地方や北陸地方などでは)1月7日の七草粥のかわりとして小豆粥を食べる地域もあります。

古来より、豊作の祈願や大切な家族の健康と安全の祈ってきた小正月。
ことしは玄関先に餅花を飾ったり、家族の健康を願って小豆粥をいただいてみてはどうでしょう。

 

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