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「壱ポイント」は、伝統工芸品や和雑貨を扱うオンラインショップです。職人や作家の想いを伝え、皆様の生活に豊かさを提供していきます。誕生日・記念日・引き出物・内祝い・入学式・入社式など、特別な機会の贈り物にぜひご活用ください。

日本の贈りもの文化において、欠かすことができない水引。

水引は慶弔のときだけでなく、さまざまな場面で使われます。特に近年では、美しい飾りはギフトとして使うのも大活躍しています。そんな水引には、古くからの歴史と匠の技が詰まっています。

 

この記事では、水引の名前の由来から歴史、製造過程について詳しく紹介します。

 

「水引」と呼ばれるようになった由来

日本人にとって身近な水引ですが、なぜ「水引」と呼ばれるようになったのかご存知でしょうか。

 

諸説ありますが、なめらかで張りのある細い紐は、細長く切った和紙を縒(よ)って紐状にした紙縒(こより)に、水糊を全体に引いて乾かし固めたものです。そこから「水糊を引く」ということから、水引と呼ばれるようになったといわれています。

 

ほかにも、紐を染色する際、水に浸して引きながら染めたことを由来とする説もあります。

 

水引の歴史

水引の起源は、飛鳥時代までさかのぼります。

遣隋使として隋に派遣された小野妹子が、日本に持ち帰った贈りものが関係しています。そのとき、航海の無事を祈った紅白の麻ひもがかけられていたようです。そして、宮中への献上品や貴族間での贈答品に、紅白のひもが結ばれるようになったといわれています。のちにその素材が和紙に代わり、水引が誕生したようです。

 

現在、国内の水引の生産地のトップは長野県飯田市で、全国シェア約70%を誇るほか、愛媛県伊予三島市でも盛んに生産されています。

かつて、和紙の生産地の多くでは、水引も作られていましたが、近年ではごく限られた地域にとどまります。

 

戦後は、一般家庭でも結納や結婚式などで豪華な水引飾りが多用されました。しかし、リボンの普及にともない、水引は徐々に限られた場面でしか使われなくなってきているのが現状です。しかし、やわらかなリボンとは異なり、水引は和紙特有の張りをもち、リボンでは表現できないような凛とした美しさがあります。

 

ほどいてしまうと元には戻らない束の間の美もまた、水引ならではの味わいといえるでしょう。

 

水引の製造過程

長いテープ状に切断した和紙に水を含ませながら、数本ずつ縒っていきます。

 

天気のよい日や広い場所で、できあがった紙糸100本余りをひと組にして長く平らな帯状に張ります。そこへ、クレー粉や米糊、布海苔(ふのり)などを原料とした専用の糊をまんべんなく塗りながらしごいていき、しっかりと乾燥させます。白い状態のこの紙糸に、刷毛を使って赤、黄、黒などさまざまな色に染めていきます。さらに乾燥させたのち、切断したものが一般的に水引といわれる「紙巻水引」です。

また、染め分けせず金銀の紙が巻いてあるものを「金銀水引」、アルミ箔を巻き光沢を出すようにしたものを「特光水引」と呼ぶこともあります。

そのほかにも、水引に人工の絹糸を巻いた落ち着いた雰囲気のものやラメの入った細いフィルムを巻いた華やかなものなど、じつにさまざまな色合いの水引があります。芯は紙でも、さまざまな素材をまとった水引が存在します。

 

日常のアイテムとして溶け込む水引

近年では、お祝い事や慶事のとき、お正月のしめ縄などのほかに、水引をモチーフにしたアイテムも多く登場しています。アクセサリーからうつわなど、幅広いアイテムとして取り入れられています。

そんなアイテム1つひとつにも、意味や作り手の想いが込められています。時代の流れとともに形も変化していき、日本の伝統文化が引き継がれています。

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【関連記事】祝儀袋の選び方と書き方について

 

水引を身近なものに

大切な人へ贈りものをする際などに、使うことが多い水引。

 

すこし渋いイメージもあるかもしれませんが、実はお菓子などちょっとしたプレゼントなどに、現代のライフスタイルでも気軽に使うことができます。

誕生日や差し入れのときには、蝶結びの水引をつけるなど、使う場面によって変えることで特別感も増し、もらう側もより嬉しい気持ちになるはずです。

 

水引にはさまざまデザインのアイテムがあるため、実際に手にとって身近に感じてみてくださいね。

 


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日本の匠にクリエイティブの源を聞くインタビュー特集『匠の道』。

第8回は、日本人ならだれもが知る和菓子屋「虎屋(とらや)」を訪問。和菓子職人の増戸 稔(ますど みのる)さんから話をうかがいました。

 「とらや」東京工場製造課課長を務める増戸 稔さん
虎屋東京工場製造課課長を務める増戸 稔さん

室町時代後期に京都で創業して以来、人々に愛され続けて約500年。虎屋の揺るぎない歴史と向き合いながら、増戸さんはいかに和菓子作りに取り組んでいるのか。また、虎屋がいま挑戦している取り組みなどについて盛り上がりました。さらに後半では、実際に生菓子「ささ栗」の製造実演をしていただきました。

さあ、めくるめく虎屋の世界に飛び込んで参りましょう。

虎屋黒川東京工場を訪問しました
東京工場を訪問しました

虎屋の創業は室町時代の後期といわれています。後陽成天皇の在位中(1586〜1611年)から御所御用を勤めてきました。そののち東京遷都に伴い、京都の店はそのままに東京へ進出。現在は赤坂御用地の近くに本社と工場、そして店舗を構えています。

 

今回お話を聞かせてくださった増戸稔さんが、虎屋東京工場の製造課に初めて配属となったのは1992年のこと。

「就職活動をする中で虎屋を選んだのは、会社案内のパンフレットを受け取ったときに生菓子の写真を見て、純粋にきれいだなと思ったからです。こうしたものが自分の手で作り出せるのであれば、働いてみたいなと思いました。子どもの頃から、自動車のプラモデル製作や日曜大工の真似事などといった、なにかものを作るのが好きだったんです」

 

 

物作りを始めるとつい熱中してしまうと語る増戸さん。その原点には家庭の事情もありました。

「自分は小学5年生のとき、母親を亡くしているんです。子どもの頃から自分で料理を作ったりしなければならなかった。それで食に対する興味を持つようになったのかもしれませんね。進学した高校にしても、食品科学科という学科。自然と食の道へと進んでいました」

 

かくして虎屋に就職。以降17年にわたって、増戸さんは菓子作りの現場に立ち続けてきました。毎朝7時半には作業場へ入り、その日にお店へ出す生菓子作りを始めます。

「私が所属する製造部門のチームは46人で、生菓子と焼物のふたつに分かれています。つくる種類は、店売生菓子だけで約6種類。毎朝、1種類平均で100-200個ほどを作ります。それが終われば朝礼、休憩と入って。その後は、翌日の仕込み作業などを行ないます」

 

さて生菓子といえば、季節にちなんだ意匠が多くみられます。虎屋では半月おきに「季節の生菓子」が入れ替わります。2017年の8月下旬は、増戸さんに実演していただいた「ささ栗」や「水仙紅葉重」(すいせんもみじがさね)、「初秋」(はつあき)など、まさしく秋の訪れを感じさせる季節感たっぷりのラインナップ。

それでは増戸さん、季節ごとに入れ替わる生菓子を手がけることうえで気をつけていることはありますか?

「日常のなかで季節を感じ、自然を観察することだと思います。日々を何気なく過ごしてしまっては〝暑い寒い〟で一年が終わってしまう。意識して道端に咲いた花を見たりだとか、空や雲を眺めたりだとか、そうしたことには気をつけています」

 

虎屋には代々受け継がれる「菓子見本帳」が存在します。菓子の絵図や名前を記したもので、いまでいう商品カタログの役割を果たしていました。現存する最古のものが描かれたのは元禄8年(1695年)といいますから、やはりここからも虎屋の長い歴史をうかがい知ることができます。

さらに驚くべきは、こうした菓子見本帳をベースにしながら現在も虎屋の和菓子が作り続けられていることでしょう。記録に残る和菓子の数はというと、なんと約3000種!

「とらや」菓子見本帳がみっちりと収められた木箱
菓子見本帳が収められた木箱
とても古い菓子見本帳を開くと……
歴史ある菓子見本帳を開くと……
「ささ栗」の絵図が出て参りました。こうした見本図案を参考にすることで、和菓子は時を超えていまなお作られ続けています
「ささ栗」の絵図が出てきました。こうした絵図をもとにすることで、和菓子は時を超えていまなお作られ続けています

約500年ものあいだ人々に愛され続ける虎屋ですが、今までのやりかた、築き上げてきた味を自ら問い直すことも必要だといいます。

「当代(17代 黒川光博)は、社長に就任してすぐ〝虎屋の味は絶対なのか?〟という検証を行ないました。社員たちに目隠しをさせ、虎屋を含めたさまざまなお店の羊かんを試食させ、出てきた意見を参考にしたそうです。歴史が長い分、つい思い込んでしまっていることは少なくない。もちろん先人が築き上げてきた味ではあるけれど、時代に寄り添って少しずつ変えていくことも良いのではないか、と黒川は言います」

時代ごとにアップデートされる「とらや」の和菓子
時代に合わせてアップデートされる虎屋の和菓子
お馴染みの虎マーク。「とらや」元赤坂一丁目店にて
お馴染みの虎マーク。元赤坂一丁目店にて
「とらや」元赤坂一丁目店に飾られた菓子木型
元赤坂一丁目店に飾られた菓子木型

増戸さんは1992年から菓子作り一筋で務めてきましたが、2009年には広報課に異動しています。17年ものあいだ続けた物作りから一転して、人々に虎屋を伝える部署への異動。これは一体、どういうことなのでしょうか。

「会社見学でお客様をご案内する際、単に言葉や画で説明するよりも、実際にデモンストレーションをすることで伝えられることがあるのではないか。そういった意味合いもあり、かつては広報課に菓子作りができる者が1人はいたんです。当時は私がその担当でした」

 

なぜ自分が?と半ば驚きながらも広報課へと異動した増戸さん。それまでの菓子作りのエキスパートという立場から一転し、虎屋の歴史を含めて会社全般の説明ができなければならない立場となり、初めて学んだことは少なくなかったといいます。

「広報課で2年務めたのち、再び製造課に戻りました。その4年後には同課の技術向上責任者として、後輩に技術を伝える立場となりました。ここで広報課在籍中に学んだ“伝える”という経験が大きく活きたと思います」

 

現在は同課の課長を務める増戸さん。チームとともに菓子作りに携わりながら、マネジメント職として現場管理を担っています。それではここで、増戸さんに季節の生菓子を作っていただきましょう!

 

茶色い餡で白い餡を包み込む「包餡」で「栗」を作ります
白い餡を茶色い餡で包餡します
緑色の餡を濾して「そぼろ」を作り出します
緑色の餡を濾して「そぼろ」を作り出します
「そぼろ」を「栗」の周りにつければ……
「ささ栗」が完成!
「ささ栗」が完成!

「ささ栗」は複雑な形をしているため、一見シンプルですが、力加減がとりわけ難しいといいます。また「栗」の部分には砂糖を溶かした蜜をハケで塗ることでツヤを出します。仕上げの「そぼろ」づけは1本一本を潰さない絶妙な力加減が求められ、お店に出せるようになるまでに一年は要するそうです。

 

それにしても驚かされるのは、実物のいが栗を実に見事に表現していること! 菓子見本帳に残された古い絵図を眺めても、華やかなデザインが目を引きます。自然をそのまま表現するだけでなく、その時々の季節に呼応したかたちや色合いを持たせることで、菓子を見た人々の心をそっとくすぐる魅力が隠されているのかもしれませんね。

たとえば亀は赤色にデフォルメされています
たとえば亀は赤色で表現されています。とっても縁起がよさそう!

半月おきに入れ替わる虎屋の生菓子。季節のちょっとした変化に呼応しているようです。そう考えながら和菓子を頬張ってみると、また新しい味わいに出会えるのではないでしょうか。

壱ポイントでは、和菓子をいただく時にぴったりの食器を取りそろえております。虎屋の和菓子と合わせてご堪能あれ。

日本の伝統工芸品である「友禅染め」は、匠の技によって作られている染色技法です。

 

友禅染めが施された着物は、技法や産地の種類などによって、仕上がりや特徴も異なります。そんな友禅染めの歴史は古く、江戸時代から始まったといわれています。

 

今回は友禅染めの歴史・始まり、どのように発展していき、現代の模様が作られていったのかについて詳しくご紹介します。

 

江戸時代から始まった友禅染め

友禅染めには、「京友禅」「加賀友禅」「東京友禅(江戸友禅)」と呼ばれる三大友禅が存在しますが、そもそも友禅染めがどのようにしてできたのかをご存知でしょうか。

 

一目だけでは「布」「染織」といったイメージと結びつきにくいようですが、友禅染めの名は、人名からとられたものです。

 

その歴史は、江戸時代までさかのぼります。

江戸時代、宮崎友禅斎(本名:日置清親/ひおききよちか)という人物が京都で扇面の絵師として人気を博していました。とある呉服屋から彼に依頼があり、友禅斎が着物の小袖に描き染めたことが「友禅染め」の長い歴史のはじまりとなったといわれています。

当時の江戸では、贅沢を禁止するために奢侈禁止令(しゃしきんしれい)が発令されました。そのため、金彩を使った着物など、きらびやかなものを身にまとうことができませんでした。そのときに、金彩などを使わずに絵柄を施す友禅染めが注目されます。

 

布に直接描かれる友禅模様は、さまざまな模様やたくさんの色を実現し、当時の着物のデザインの幅を大きく広げた非常に画期的な発想でした。

このとき、友禅染めは色をたくさん使用するにあたり、隣り合う色が混ざってしまわないよう境目に糊(のり)で線を描く技法が用いられていました。

やがて人気が高まるにつれ、友禅斎の作った友禅染めの絵柄や技法が載った『友禅ひいなかた』『余情ひなかた』といった書物が出版されました。

 

文明開化の明治時代へ

明治時代に入ると、明治時代初期の文明開化によって友禅染めの技術はさらに発展していきます。これには、中興の祖である廣瀬治助翁(ひろせじすけ)が大きく貢献しました。

 

文明開化で取り入れられるようになった化学染料を使い、色糊が作られました。また、廣瀬治助翁は型紙を用いて友禅模様をかたどり、大量生産が可能な「型友禅」と呼ばれる技法を確立させました。

【関連記事】三大友禅の特徴と見分け方について

 

代表的な染色技法

友禅染めにはさまざまな技法が存在しますが、そのなかでも代表的な2つの技法についてご紹介します。

 

手描き染め

手描き染めは、古くから日本で伝わる伝統の染色技法です。その名のとおり、下絵から色をつける作業まですべてが職人の手作業で作られています。さらに、作業工程の数は多く、1つひとつの作業をそれぞれの職人が分業で担当しています。

色指しによっておきる、ぼかしやにじみなど作り手によって異なります。そのため、二つとない、手描き染めでしか味わうことができないのも魅力です。

 

型染め

型染めは、型紙を使って染める染色技法です。明治時代に廣瀬治助翁によって発明され、型染めによって大量生産が可能となりました。型染めは使われる色と同じ数の型紙が必要となるため、たとえば一枚の振袖に対して数十枚から数百枚もの数が用いられます。

 

友禅染めの発展「三大友禅」

友禅染めは宮崎友禅斎が京都で作り出されたものですが、それぞれの地域によって発展していきました。ここでは、「三大友禅」と呼ばれる京都の「京友禅」、石川県の金沢市の「加賀友禅」、東京の「東京手描友禅」についてそれぞれ紹介します。

 

京友禅

京友禅は友禅染め発祥の地京都で生産され、三大友禅のなかでも最も古いといわれています。

そんな京友禅は、手作業の工程が多く、完全分業制で作られているため、きらびやかで華やかな仕上がりが特徴です。

さらに、1976年には、経済産業省指定の伝統的工芸品に指定されています。

 

加賀友禅

加賀友禅は石川県金沢市を中心に作られており、その歴史は500年前までさかのぼります。当時から加賀では、「梅染」と呼ばれる技法が存在していました。のちに、宮崎友禅斎が京都から金沢にある御用紺屋棟取の「太郎田屋」に身を寄せた際に、当主の茂平と意気投合したといいます。これにより、それまで加賀でおこなわれていた加賀友禅をともに改善させたとされています。

 

加賀友禅は、加賀五彩と呼ばれる基本の5色(臙脂、藍、黄土、草、古代)のみで作られているのが特徴です。さらに、1975年には、経済産業省指定の伝統的工芸品に指定されています。

 

東京友禅(江戸友禅)

東京友禅は東京都が産地で、色合いも落ち着いており控えめな仕上がりが特徴です。東京友禅が広がったのは、1603年に徳川家康が江戸幕府を開設したのをきっかけといわれています。当時、大名お抱えの絵師や染め師といった職人たちが、京から江戸へ移り住むようになり技術が発展していったようです。

【関連記事】三大友禅の特徴と見分け方について

 

未来へと受け継ぐ

友禅染めの歴史はとても長く、その伝統は現在でも受け継がれています。

繊細で難しい技術にもかかわらず、幅広い模様から色を表現しています。それは、作り手の想いや匠の技があって成り立っています。その美しさや魅力は、実際に手に取ることでより実感することができます。

 

近年では、着物以外にも手ぬぐいといった、気軽に使えるものまででています。実際に友禅染めに触れ、染色技術や美しさを感じてください。


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日本の伝統工芸品のひとつである、「友禅」。

 

そんな友禅には、京友禅、加賀友禅、東京友禅の三大友禅と呼ばれる代表的な友禅があります。産地が異なるため、それぞれの特徴、作業工程や使われる色も変わってきます。

しかし、三大友禅と言っても判別するのが難しいもの。

そこで今回は、三大友禅の特徴からそれぞれの違い、見分け方について詳しくご紹介します。

 

友禅の歴史

そもそも友禅とは、伝統的な着物を染める方法である「友禅染め」を略した言い方です。そして、友禅染めを施した着物のことを「友禅着物」と言います。

 

日本の伝統的な染色技法として知られる友禅染は、数百年もの歴史があり、江戸時代まで遡り、京都の扇面絵師・宮崎友禅斎によって考案されました。

そんな友禅染めは、手描きで染め上げる「手描友禅」と、型紙を用いて染める「型友禅」の2種類に分られます。

 

もともとはすべて手書きで行う手描き友禅が主流でしたが、明治時代になるとヨーロッパから合成染料が入ってきたことで型紙を用いた型友禅が誕生し、量産が可能になりました。

【関連記事】友禅の歴史

 

三大友禅の主な違い

友禅は布地を染める染色技法ですが、そのなかにもいくつか種類が存在します。

ここでは、代表的な三大友禅についてご紹介します。

京友禅

日本を代表する染色工芸で、経済産業省指定伝統的工芸品である京友禅。

 

平安時代の貴族文化の影響を受けている京友禅は、有職文様や四季の花鳥を染めたものが多く、刺繍や金箔を用いた華麗な絵模様が特色です。

描かれる文様はさまざまですが、有職文様(ゆうそくもんよう)や御所解模様(ごしょどきもよう)のような公家や宮中に関連した、繊細にパターン化された伝統的な図案が使用されることが多いのも特徴です。仕上げには刺繡や金箔も用いられ、きらびやかな雰囲気をもちます。

 

また、模様の中心が濃く、外に向かって淡くぼかしていくという技法を用いることで生まれるグラデーションが、より優美で華やかな印象を与えます。

 

なお、京友禅は完成までの数多くの工程がすべて分業制で行われ、それぞれの工程を専門の職人が担当して作られています。

 

加賀友禅

加賀友禅とは、加賀五彩と呼ばれる基本の5色(臙脂、藍、黄土、草、古代)のみで作られているのが特徴です。

色を挿す以外に刺繍や金箔などはほとんど用いられず、全体としてやや落ち着いた色合いが特徴です。また、この色挿しは基本的に作家ひとりで行われます。

 

文様は細部まで描き込まれた、写実的な動植物が代表的です。草花などに色を施す際、外側を濃い色、内側を薄い色とグラデーションにする外ぼかしの技術によって、上品な印象に仕上がります。小花が散り、草は虫食い葉を染色で表現するなど、豊かな北陸の自然を連想させます。

 

東京友禅(江戸友禅)

東京友禅とは、図案や色合いが比較的あっさりと控えめな雰囲気です。

 

格式ある意匠が用いられていても、派手に目立たせるというより、そのモチーフが際立つよう余白も活かされているようなデザインがしばしばみられます。絢爛な文様の東京友禅も存在しており、刺繍や金箔も用いられるものの、どちらかというと模様を補助する役割をもつことが多いようです。

 

染める過程で使用される糊が、もち米を原料とした真糊(まのり)を使用しているものが上質な東京友禅とされています。

【関連記事】「鶴見染飾工芸」加賀友禅作家 鶴見晋史(つるみ・くにちか)さん

 

違いを見分けるのは難しい?

友禅にはそれぞれの特徴がありますが、現在ではどの友禅なのか判別することは難しいとされているようです。その理由は、大きく2点挙げられます。

 

安価で手に入る

近年では、友禅を模したデザインがインクジェットプリントされ、従来より安価に手に入る着物やアイテムが非常に多く流通しています。そのため、友禅の技術が実際に用いられたものを目にする機会自体が減っているのが現状です。

 

本物の友禅をそこまで見慣れていない場合、友禅そのものの違いを見分けることは難しくて当然といえるでしょう。

 

作家独自の技法

友禅作家が用いる技法は、三大友禅のそれぞれの枠を超えて特色が融合している場合があります。

京友禅の作家でも、すべての工程を分業せずにひとりで行う方もいれば、描く文様や技法は加賀友禅の特色をもっていても工房は京都にあるという作家もいます。

なお、このような友禅は「京加賀友禅」と位置付けられることもあるようです。

 

ですが、各地の友禅の特色をそのままに守り続けている工房や作家も存在します。

さらにそうした各地の友禅を学び、それをさまざまなものづくりに活かしていこうとする作家やデザイナーも数多く、日本の文化が思いがけないところにも息づいていることを感じさせます。

 

歴史ある伝統工芸品

三大友禅の種類と特徴について説明してきましたが、いかがでしたか。

 

近年では、プリントされたデザインが多く出回っています。デザインが豊富なうえに、安価で手に入れられるというメリットもあります。しかし、職人さんが1つひとつ丁寧に作っているのも手仕事からしか感じられない、ぬくもりや職人技がそこにはあります。

 

着物や帯などが難しい場合は、ネクタイやハンカチなど、気軽に手に入れられるものから手に取ってみてはいかがでしょうか。

 


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みなさんは和紙と聞くと、どんなものを思い浮かべますか?

障子、ふすま、屏風…、様々なものに形を変え、日本の風情ある空間づくりを担う和紙。

その独特な質感と柔らかさが醸し出す雰囲気に魅了される人は数知れないでしょう。

 

和紙の歴史と作り方

Kotobuki
一輪すずらんのシンプルアメリカンピアス

そんな和紙を語る上で欠かせない紙の始まりは、公文書の作成や写経だそう。

702年(大宝2年)に美濃、筑前、豊前で漉かれた戸籍用紙は、日本最古の紙として現在も正倉院に保管されています。

和紙は、クワ科の楮(こうぞ)という強い繊維を原料に、清涼な川水に浸し、粘液を入れ、竹の簀(す)で漉き流したものを、乾燥させて作られます。

その紙を漉く際に用いられるのが「流し漉き」と呼ばれる技法。この日本特有の技法を用いて漉き上げた和紙は、繊維が絡み合い、簡単に破けることのない強度を生み出します。

洋紙は100年ほどで劣化してしまいますが、時間と手間をかけて作られる和紙は1000年以上保存できると言われています。

 

ユネスコ無形文化遺産に登録された理由

自遊花人
香袋 -蘇芳(すおう)-

2014年には、日本の手漉き和紙の技術がユネスコ無形文化遺産に登録されました。

登録されたのは、原料に楮のみを使用する細川紙(埼玉県)、本美濃紙(岐阜県)、石州半紙(島根県)の3つ。(※2009年登録の石州半紙に続き、国指定重要無形文化財である本美濃紙、細川紙が追加、拡張登録されました。)

その伝統的な技術に加え、

・和紙職人が世代を超えて技術と知識を継承し、地元の人々のアイデンティティを育んでいること

・後継者の育成や展示、学校での体験事業が計画されていること

など、地域を挙げて和紙の技術と文化を守っていこうとする姿勢も評価に繋がりました。

 

岐阜県美濃市の取り組み

ユネスコ登録後、岐阜県美濃市では和紙の保存・継承、地域活性化を目指す「千年プロジェクト」が発足しました。

美濃・和紙基礎スクールの開催や楮の高品質化研究、さらには新商品の開発や東京五輪での和紙使用の働きかけなど、1000年後にも伝統技術を伝えていく取り組みが計画されています。

 

世界でも評価される、奥の深い世界

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和紙 折り紙の紫陽花のピアス

世界に認められた日本の和紙とその技術。まさに日本を代表する伝統技術と言っても過言ではありませんよね。

 

 


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9月1日(金)から18日(月・祝)まで開催しておりました、大宮マルイでの「敬老の日フェア」は無事終了いたしました。

足を運んでくださった皆さま、本当にありがとうございました。

今回の大宮マルイでの催事では、「敬老の日ギフト」を中心に様々なアイテムを揃えさせていただきました。
やわらかい色使いの工房織座 ボタニカルストールや、KOSHOのトートバッグがギフトにとても人気でした。

また、出来立てほやほやの「サンユー  鯖江 バングルウォッチ」も今回の出店から販売スタートしました!
壱ポイント オンラインサイトへのアップも完了しましたので、ぜひお好きな組み合わせでお買い求めいただけたらと思っております♪
さらに、今回の大宮マルイ出店から「壱ポイント ポイントカード/メンバーズカード」の発行をはじめました。
ポイントカード/メンバーズカードをお持ちの方は、オンラインサイトでのお買い物の際、いつでも3%(メンバーズカードの方は5%)OFFでお買い求めいただけます。

ぜひこの機会に、壱ポイント オンラインサイトでのお買い物をお楽しみくださいませ。

 

6月20日から26日の1週間、西武渋谷で開催しておりました伝統工芸品和雑貨フェアは無事終了いたしました。

 

今回は、時計ブランド・ICETEKさんとのコラボ出店という形で出店させていただきました。

NEKADOネクタイKOSHOトートバッグが大好評で、たくさんの方に手に取っていただき、匠の技に触れていただけたことがとても嬉しかったです。

 

サイトへの伝統工芸品和雑貨の新商品アップも随時行っていきますので、みなさんお楽しみに!

また、7月18日からはマルイファミリー溝口店への出店も予定しております。

みなさんのお越しを心よりお待ちしております♪

 

     

     

 

7月18日(火)から8月2日(水)までの開催しておりました、溝口での「伝統工芸品和雑貨フェア」は無事終了いたしました。

 

夏本番に突入!ということで、見た目も涼しい津軽びいどろの盃や一輪挿しをはじめ、KOSHOの瑠璃色を使った爽やかな配色のトートバッグ、TSUNEの様々な「ブルー」を表現した”たわみボウル”など夏を連想させる商品がとても人気でした。

 

今回で2度目の出店となったマルイファミリー溝口では、ご購入してくださった方々の中にも前回の出店を覚えていてくださり、また足を運んでくださった方が大勢いらっしゃったことがとても嬉しかったです。

 

催事の際お配りしていたポストカードのwebクーポンコードを使用すると、オンラインショップでのみ5%OFFでご購入いただけます。

ぜひこの機会に、「壱ポイント オンラインセレクトショップ」をご利用くださいませ。

 

 

4月27日から5月14日までの期間開催しておりました、柏マルイでの伝統工芸品和雑貨フェアは終了いたしました。

 

今回は最終日が母の日ということで、母の日のギフトにぴったりの伝統工芸品和雑貨をご紹介させていただきました。

津軽びいどろ一輪挿し工房織座ストールKOSHOバッグなどが人気でした!

また、柏マルイから登場した新商品は随時オンラインショップにてアップしていきますので、

ぜひチェックしてみてください♪

新宿マルイ本館/アネックスで開催しておりました伝統工芸品和雑貨フェアは、無事終了いたしました。

 

今回津軽びいどろの箸置きや、京都のおはこや(金平糖)など今まで扱っていないギフト
多数ご紹介させていただき、大変好評でした!

 

2店舗同時開催という初の試みでしたが、少しでも多くの方に、
壱ポイントで扱っている伝統工芸品和雑貨ギフトの魅力が伝わればと思います。

 

今後も催事の予定がございますので、今回来られなかった方は
ぜひ次回の催事にお越しください!