お祭りなど夏の行事が徐々に落ち着きはじめ、9月にやってくる敬老の日。

 

敬老の日は、おじいちゃんとおばあちゃんに感謝の気持ちを伝える日です。手紙を書いたり、ギフトを贈ったりするなど、気持ちの伝え方も人それぞれです。そんな敬老の日は、日本以外の海外でもあるのをご存知でしょうか。

 

敬老の日の由来から対象年齢、世界の敬老の日との違いについて詳しくご紹介していきます。

 

敬老の日について

 

敬老の日は感謝の気持ちを伝える日として知られていますが、どのように過ごす日なのでしょうか。ここでは、敬老の日について詳しく見ていきましょう。

敬老の人はいつ?

敬老の日は、毎年9月の第3月曜日です。

 

2023年の敬老の日は、9月18日(月)となります。年度によって日付も変わるため、毎年カレンダーをチェックするのがおすすめです。

 

敬老の日は、何をする日?

敬老の日は、おじいちゃんとおばあちゃんに感謝の気持ちを伝える日です。また、国民の祝日のひとつでもあり、日本全体でお祝いムードになります。

 

直接言葉で伝えるのがすこし恥ずかしい方は、手紙で伝えるのもおすすめです。好きな食べものやアイテムと一緒に贈ることで、より喜んでもらえるかもしれません。もちろん、贈りものや手紙などを渡せなくても、一緒に過ごしたり、手紙を書いたりするだけでも気持ちは伝わるはずです。

敬老の日が始まった由来

国民の祝日のひとつでもある敬老の日は、いつから日本で始まった行事なのかご存知でしょうか。

 

敬老の日が始まったのは、ある地域で提唱した行事が関係しています。1947年に兵庫県多可郡野間谷村で、おじいちゃんおばあちゃんに感謝の気持ちを伝えようと提唱したことが始まりといわれています。

 

1950年には、正式に「としよりの日」として定めようと県民運動が行われました。そして、1954年9月15日は国民の祝日として決まり、日本全国でお祝いされる行事となりました。行事内容自体に問題はありませんでしたが、「としよりの日」という名称が問題視され、1966年には「敬老の日」と正式に変更されました。

 

さらに、2001年には「国民の祝日に関する法律」の改正により、「ハッピーマンデー」が導入されました。これにより、2003年に9月15日から9月の第3月曜日へ変更となりました。

 

※兵庫県多可郡野間谷村…現在兵庫県多可町。
※ハッピーマンデー…祝日の一部を決められた日付から特定週の月曜日に移動をさせることでできた、土・日・月曜日を3連休とする制度のこと。

敬老の日は何歳からが対象?

敬老の日は、何歳から対象となるのか判断するのが難しいかもしれません。ですが、何歳からというのは正式に定められていません。そのため、孫ができてからや還暦をむかえてからなど、人によってタイミングはさまざまです。

 

なお、日本の老人福祉法では、65歳以上の方が対象とされているため、「65歳以上の方を老人とするのが一般的ではないか」という見解もあります。

 

※老人福祉法…私生活を問題なく暮らしていけるよう、65歳以上の方を対象に総合的に支援を受けられる制度。1963年に制定された法律のことです。

 

敬老の日は日本独自の行事?

おじいちゃんおばあちゃんに感謝をするのは日本だけでなく、世界でもお祝いされています。

ほかの国では、当日どのようなことをして過ごすのか見ていきましょう。

 

アメリカ

アメリカは敬老の日ではなく、「祖父母の日」としてお祝いされます。祖父母の日は、9月の第2日曜日です。当日は家族で集まって、ご飯を食べて過ごします。

 

イギリス

イギリスにも敬老の日は存在しませんが、100歳と105歳の誕生日に、エリザベス女王から祝電が贈られます。また、105歳以上になっても祝電をもらうことができるようです。

 

中国

中国の敬老の日は、9月9日(旧暦)です。この日は敬老の日でもありますが、重陽節の日でもあります。

 

韓国

韓国では、老人福祉法により10月2日が「老人の日」として定められています。日本のようにお祝いするなどはありませんが、日ごろから目上の方を敬うよう心掛けているようです。

 

イタリア

イタリアには敬老の日のような記念日が、年に2回あります。2005年には、10月12日が「祖父母の日」として制定されました。また、聖母マリアの父と母の誕生日である7月26日が、もうひとつの記念日になります。

 

1年に一度の感謝を伝える日

敬老の日の由来、世界の敬老の日との違いを知っていただけましたか。

 

普段なかなか会えない方や気持ちを伝えられない方は、この機会に伝えてみてください。日本は全国でお祝いムードとなるため、いつもより感謝の気持ちも伝えやすくなるはずです。

喜んでもらえるよう、好きなギフトと一緒に贈るのもよいかもしれません。

 

この記事を通して、素敵な敬老の日を過ごせていただけますと幸いです。

 


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