近年、美容業界を中心に広がりつつある「クリーンビューティー」というキーワード。この記事では、クリーンビューティーという言葉の意味や特徴などについてできる限りわかりやすく解説していきます。

美容業界を中心に広がりつつある「クリーンビューティ」

person holding boxed water is better box near shrubs

プラスチック性のボトルや使い捨てタイプのフェイスパック、製品に使用する原料の採取方法など。ここ数年のあいだで、サスティナビリティを意識したものづくりが美容業界においても、強く求められるようになってきました。

そんな中、アメリカの美容業界を中心に「クリーンビューティ(Clean Beauty)」という考え方が広がりを見せつつあることを知っていますか。これは、使う人へのやさしさはもちろん、地球へのやさしいアクションを起こすことができるというもの。

普段のスキンケアやボディケアに、「クリーンビューティ」をすこしとり入れてみませんか。

クリーンビューティの定義と由来

日々のライフスタイルに取り入れる前に、まずは「クリーンビューティ」の定義や由来について見ていきましょう。

「クリーンビューティ」とは

「クリーンビューティ(Clean Beauty)」とは、健康および環境へ影響を及ぼす可能性のある成分を使用せず、環境や地域社会そして動物への配慮を施した美容アイテムのことを指します。

そんな「クリーンビューティ」という言葉ですが、「オーガニック」などのような明確な定義や認証制度はとくにありません。そのため、個人や企業によっても「クリーンビューティ」への捉えかたやポリシーが異なるというのが実情です。

ですが、「クリーンビューティ」と呼ばれる多くの製品やとり組みには、使用しない成分をリスト化する、動物実験をしない(クルエルティフリー)、製造時に出される廃棄物を最小限にするなどといったとり組みが多く見られます。

green plant on black pot

いずれも、「クリーンビューティ」には、原料調達から使用後の処分に至るすべての過程において倫理的であること、そして動物や環境の保護が念頭にある製品が該当すると言えます。つまり、「クリーンビューティ」においては、たとえ成分が安全であっても倫理や環境保護の観点で問題があれば「クリーンビューティ」とは認められません。その製品に関わるすべてのプロセスにおいて、クリーンであることが求められています。

クリーンビューティが広まった背景

「クリーンビューティ」が広まった背景には、環境問題に対する意識の向上や「ウェルネス」と呼ばれる心身ともに“よりよく生きる”ことを目指す考えかたが消費者のなかで徐々に浸透してきたことがあるとされています。そして技術の進歩により、従来のブランドに匹敵する使用性や効果効能が実現するようになってきました。このことからも、従来の製品からクリーンビューティへ移行する消費者が増えてきているものだとされています。

「クリーンビューティ」の特徴

green plant in brown pot

環境問題や倫理問題へ対する意識の向上から生まれた「クリーンビューティ」という考えかた。前述のとおり、決まった定義があるわけではありませんが、そんな「クリーンビューティ」の特徴について見ていきましょう。

1:「ケミカルフリー」というわけではない

「クリーンビューティ」では、できる限り人の手を加えていない天然由来成分を使用することが支持されます。しかし、「クリーンビューティ」という言葉が発祥したアメリカでは、それらを支持するいっぽうで、人や地球にとって安全な化学合成物は活用してもよいとされています。

実際のところ、「クリーンビューティ」提唱する製品に含まれる成分は天然化合物がほとんどです。しかしながら、安全性が認められている合成化合物も使用されていることもあり、必ずしもケミカルフリーというわけではないというのが実情です。

2:必ずしも「オーガニック」というわけではない

前述のとおり「クリーンビューティ」は、人々の心身の健康やサスティナブルの観点から、特定の論争になりかねない成分を含んでいないことが重要。つまり、製品に含まれる成分が「オーガニック」「ナチュラル」と呼ばれるような天然由来成分を必ずしも使用しているというわけではないと言えます。

3:サスティナブルな原料調達をしているかどうかが大切

「クリーンビューティ」を提唱するブランドの製品の多くでは、生態系への影響を及ぼす可能性がないか、児童労働や強制労働などが行われていないかなど、持続可能な調達ができているかどうかも大切です。

しかし、あるブランドの製品が「クリーンビューティ」と認定していたとしても、そこには別ブランドでは制限されている成分が含まれていることも。くり返しにはなりますが、原料調達に関する考えかたや捉えかたも、ブランドや販売店によって異なります。

“人にも地球にもやさしい”美しさを目指そう

pink rose on white table

「クリーンビューティ」は、使用されている成分が有害だという根拠がない、あらたな皮膚トラブルを招く可能性があるなどといった意見もあるというのが実情。ですが、「クリーンビューティ」という考え方が広まりつつあることで、より透明性の高いものづくりをしているブランドの美容アイテムを選びやすくなったというメリットもあります。

美容業界で広まりつつある「クリーンビューティ」。日本での知名度が決して高いというわけではありませんが、新たなスタンダードとして日本でも徐々に浸透していくかもしれません。


 

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