近年では、酒造メーカーが製造した化粧水なども発売されるほど、美肌効果への期待も高い日本酒。そんな日本酒と美容の関係についてわかりやすく解説します。

日本酒には、美容にいい成分が入っている?

近年では、酒造メーカーが製造した化粧水なども発売されるほど、美肌効果への期待も高い日本酒。そんな日本酒には、美容効果が期待できる成分も入っていることはご存知ですか? ここでは、美容効果が期待できる日本酒の成分についてご紹介します。

コウジ酸

コウジ酸とは、日本酒の原料である麹(こうじ)から生み出される天然の美容成分です。1907年に日本で発見され、日本酒を造る杜氏(とうじ)の手が白く美しいことから研究がすすめられ、1988年には安全性が実証された医薬部外品の美白剤として厚生労働省で承認されました。

フェルラ酸

フェルラ酸は、米(米ぬか・米胚芽)から抽出されたポリフェノールの一種。抗酸化作用や美白効果が期待できるとされています。また、最近の研究では、軽度のアルツハイマー症状の改善効果も見られたとの報告もあります。

アミノ酸

アミノ酸は、人体を形成しているたんぱく質の源。そんなアミノ酸は、体を動かすエネルギーとなり、成長ホルモンを刺激し促したり免疫機能の維持などといった効果が見られると明らかになっています。

ちなみに、日本酒に含まれるアミノ酸の含有量は、ほかのお酒に比べても圧倒的に多く含まれています。

日本酒で期待できる美肌効果

さまざまな美容効果が期待できる成分が入っている日本酒。そんな日本酒を飲むと期待できる美肌効果にはどのようなものがあるのでしょうか。

ここからは、日本酒をたしなむことで期待できる美肌効果についてご紹介します。

日本酒で期待できる美肌効果1:ハリ・ツヤのアップ

日本酒などの発酵食品に含まれるアルファグルコシルグリセリンにはヒアルロン酸やコラーゲンなどをつくる手助けをしてくれる働きがあり、お肌のハリ・ツヤアップに効果的です。

日本酒で期待できる美肌効果2:美白効果

フェルラ酸やコウジ酸には、シミやソバカスの原因となるシロチナーゼを抑える作用があります。これらはシミの元である細胞に直接働きかけるため、美白効果があるとされています。

日本酒で期待できる美肌効果3:うるおいを与える

日本酒に含まれるアミノ酸は水分と結び付きやすい性質を持っており、肌へとうるおいを与える高い保湿効果が期待できます。

日本酒で期待できる美肌効果4:シワやたるみの改善

たんぱく質が余分な体内の糖と結合する現象を「糖化」と言い、AGEs(糖化最終生成物)という名の老化物質を生成させてしまいます。

コウジ酸には抗糖化作用があるとされAGEsを抑え、透明感のある肌へ導きます。

日本酒で期待できる美肌効果5:ターンオーバーの正常化

肌のターンオーバーを促すフルーツ酸(AHA)も、日本酒には含まれています。そんなフルーツ酸は、古くなったいらない角質を除去して、肌のターンオーバーを促す効果が期待できます。

日本酒で期待できる美肌効果6:ニキビ(吹き出物)の改善

ターンオーバーを正常化させお肌の健康が維持されるということは、ニキビ(吹き出物)の改善へと導く効果が期待できます。

美肌効果が期待できる日本酒のとり入れかた

それでは、より美肌効果が期待できる日本酒の取り入れ方にはどのようなものがあるのでしょうか。ここからは、美肌効果がより期待できる日本酒のとり入れかた3選をご紹介します。

日本酒のとり入れかた1:飲んで美肌になる

日本酒には多くの栄養成分が含まれており、日本酒を飲むだけでも美容効果が期待できます。とくに美容効果を優先したい方は純米酒がおすすめです。ただし、日本酒は比較的カロリーが高いため、飲み過ぎには注意が必要です。1日180~360mlを目安に体調などに合わせて摂取量を調整しましょう。

日本酒のとり入れかた2:日本酒風呂

ふだんのお風呂時間に日本酒をプラスするのも効果的です。37~38℃前後のお湯を浴槽に張り、そこにコップ2杯(360ml)の日本酒を注ぎます。

入浴時間は20~30分ほどがベストです。血行を促進し、毛穴が開き汚れが落ちやすくなるので美肌効果が期待できます。1日おきなど、定期的に日本酒風呂を取り入れると良いでしょう。

日本酒のとり入れかた3:化粧水として肌につける

最近は市販の化粧水でも日本酒が入ったものをよく目にしますが、自分でもつくることが可能です。

なるべく添加物の入っていない純米酒を選び、同量の精製水を清潔なボトルにいれ、そこに5滴ほどグリセリンを混ぜたら完成です。冷蔵保存で1~2週間を目安に使い切りましょう。アルコールに弱い方は、パッチテストをしてから試すようにしてください。