みなさんは、日本酒のアルコール度数が、具体的にどのくらいなのかをご存知ですか? 今回の記事では、日本酒のアルコール度数のほか、うっかり悪酔いしないためのヒントもあわせてご紹介します。

日本酒のアルコール度数はどのくらい?

日本酒のアルコール度数は平均して15%前後です。

酒税法上、国内で「日本酒(清酒)」として販売するにはアルコール度数が22%未満でなければいけないと定められています。同じ造り方でも22%以上になるとリキュールなどに分類されます。

日本酒のアルコール度数が高いのは、なぜ?

現在、日本で流通している他のお酒のアルコール度数はおおよそこのくらい。

・ビール・・・4.5~5.5%(醸造酒)

・白ワイン・・・7~14%(醸造酒)

・赤ワイン・・・11~15%(醸造酒)

・日本酒・・・15~16%(醸造酒)

・ウイスキー・・・40%以上(蒸留酒)

・ウォッカ・・・40%以上(蒸留酒)

ウイスキーやウォッカなどの蒸留酒は、醸造酒を蒸留して造っているため、製法の違いで高度数のお酒になっています。

ちなみに、日本酒は製造の途中に「並行複発酵(へいこうふくはっこう)」という工程があります。

これは、日本酒の原料であるお米のデンプンが麹の酵素でブドウ糖に変化する糖化と、その糖分が酵母の働きで分解されるアルコール化の2つの反応が同時にタンク内で行われるため。この発酵方法で造られた日本酒の原液は、一般的に20%前後のアルコール度数があるとされています。その後、お酒を飲みやすくするために、水を加えて調節しているのです。

日本酒は、世界でも珍しい並行複発酵という製造方法のため、醸造酒の中でもビールやワインに比べて高いアルコール度数のお酒になっているのです。

 

低アルコールの日本酒も出始めている

近年では、さまざまな種類の日本酒の開発が進んでいます。そのなかでも、強いお酒が苦手という人でも楽しめるような低アルコール度数の日本酒もたくさん出てきています。

だいたい5~12%のアルコール度数でとても飲みやすいため、日本酒を飲み慣れていない海外の方や普段日本酒を飲まない方にも人気の日本酒です。

また低アルコール度数の日本酒の中には、炭酸のシュワシュワ感が楽しめるスパークリング日本酒というものもあります。スパークリング日本酒の場合は、シャンパングラスで楽しんだりボトルもお洒落なものが多いため、ギフトや特別な日のお酒としても選ばれています。

 

日本酒でうっかり悪酔いしないために

日本酒はアルコール度数の高いお酒ですが、飲みやすさからどんどん飲んでしまい悪酔いしてしまう方も少なくありません。

悪酔い予防のために日本酒を飲む際に心がけたいヒントをふたつご紹介します。

ヒント①:お酒を飲むときは徳利に移し替えてから

まずは、酒びんから徳利に移し替えて飲むようにするにします。びんから直に注いで飲んでしまうと、お酒を上限なく注いでしまい、思っているよりたくさん飲んでしまう場合も。

飲みすぎを回避するためにも、いちどびんから徳利に注ぎ、飲む量を1回1回決めて楽しみましょう。

ヒント②:水分補給を忘れずに

そして、しっかりお水を飲むようにすることも心がけましょう。日本酒と一緒に飲む水は「和らぎ水」と呼ばれており、その名のとおり体内のアルコール濃度を和らげてくれる効果があります。脱水症状の予防にもなるため和らぎ水を合間に入れましょう。

飲む頻度としては、お酒:水=1:1が良いとされ、お酒と水を交互に飲むのが理想です。

 

また、酔いの速度を緩和してくれるだけでなく、口の中を洗い流して、食事や次のお酒のひと口をよりフレッシュな状態でたのしむこともできます。

いかがでしたか?

この記事を参考に、うっかり悪酔いをしてしまわぬよう、和らぎ水もうまくとり入れながら日本酒をたのしんでいただけたら幸いです。

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