飲みやすい口当たりやしゅわしゅわとした爽快感から、年々人気が高まっているスパークリング日本酒。よく見かけるようになったスパークリング日本酒の特徴や味わいの魅力についてご紹介します。

スパークリング日本酒(発泡日本酒)とは

スパークリング日本酒(スパークリング日本酒)とは、日本酒に炭酸ガスを注入したり、シャンパンと同じく発酵させて発泡性のある日本酒にしたもの。一般的な日本酒よりもアルコールの度数が低めで飲みやすいものが多く、シュワシュワとしていて、見た目もシャンパンのようにお洒落なので女性からの人気が高いお酒のひとつです。

スパークリング日本酒の歴史

ここ近年のあいだに注目されるようになった印象のスパークリング日本酒ですが、その歴史は意外と古く一部の酒蔵では太平洋戦争前からつくられていたといわれています。

平成以降、安定した製造ができるようになる技術がともなってきたと同時に、スパークリング日本酒の知名度および人気が徐々に上がっていきます。

ここ数年のうちにスパークリング日本酒のテレビCMが話題となったことから、お洒落なボトルのものがコンビニやスーパーなど身近なお店でも買えるようになりました。その影響もあり、これまであまり日本酒をあまり飲まなかった女性や日本酒初心者の方が手に取りやすくなり、親しみやすい日本酒として地位を確立していったのです。

スパークリング日本酒は3つに分類される

そんなスパークリング日本酒は、大きく3つに分類されます。ここでは、スパークリング日本酒それぞれの特徴について見ていきましょう。

瓶内二次発酵方式

瓶内虹発光方式とは、完成したお酒を入れた瓶に醪(もろみ)や酵母(こうぼ)、糖などを入れ瓶内でさらに発酵させる方法のこと。発酵が常につづいているので、保存方法を間違えると栓が抜けて中身が吹き出てしまう恐れがあります。

瓶内虹発光方式で製造されたスパークリング日本酒は、ワインのシャンパーニュと同じ製法でつくられており、「和製シャンパン」と呼ばれるようになったのはこのためです。

炭酸ガス注入方式

完成したお酒に炭酸ガスを入れ、シュワっとした発泡を演出する製法を炭酸ガス注入方式と言います。炭酸ガスの量にもよりますが、二次発酵のものとは異なった、刺激のある発泡を楽しむことができます。この方法は、発酵させる工程を省けるため、低コストで製造することが可能。そのため、スーパーやコンビニでも比較的安価に購入することができます。

また、一般的に市販されている炭酸飲料の多くは、この方法でつくられています。

活性にごり酒

活性にごり酒とは、日本酒の原料の米・水・麹などの発酵を利用し、醪(こうじ)を菌が生きた状態で瓶づめして炭酸を発生させる製法のこと。醪を粗く濾しているため、濁ったお酒になるという特徴があります。

また、菌が生きたままなのであることから、冷蔵で保存する必要があります。

瓶の中では常に発酵が進んでおり、炭酸が多くなって瓶が破裂するのを防ぐために蓋の空気が抜けるように穴を開けているタイプのものもあります。

スパークリング日本酒の賞味期限、保存方法って?

日本酒はアルコール度数が高いため腐敗しにくく、明確に賞味期限が決められていません。それはスパークリング日本酒の場合も同じです。ただ、製造年月日をもとに、おおよその賞味期限の目安を確認することができます。

スパークリング日本酒の賞味期限の目安

加熱処理されているタイプのスパークリング日本酒は、製造年月日から約1年間が賞味期限となります。いっぽう、加熱処理のされていないものは、製造年月日から約半年が賞味期限とされています(※いずれも未開封の状態に限ります)開封後は徐々に風味や香りが落ちてしまうので、数日で飲みきるのがもっともベスト。とくにスパークリング日本酒は、開封してしまうと炭酸が抜けてしまうので、なるべく早めに飲みきることをおすすめします。

また、スパークリング日本酒の中には、賞味期限を製造年月日から300日を目安としている商品もあります。なお、スパークリング日本酒の賞味期限については、メーカーや商品によってさまざまなため、パッケージや説明書きをよく確認しましょう。

スパークリング日本酒の保存方法

日本酒は、とてもデリケートなお酒です。そのため、スパークリング日本酒を保管する際は、直射日光や室内の光、湿度が高い場所を避けて保存するとよいでしょう。なお、未開封・開封後どちらの場合であっても、冷蔵庫での保存がおすすめです。冷蔵庫内は温度の変化が少なく、湿度も低いことから、日本酒の保管にも適しています。

もし冷蔵庫内にスペースがないという場合は、押し入れの奥などといった、温度変化のあまりない場所へ保管してください。

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