ビールの上手な注ぎ方って? より美味しくビールを飲むためのコツ
ビールは缶や瓶から直接飲んでも十分にたのしめますが、グラスやジョッキで飲む場合は、注ぎ方次第でおいしさが格段に変わります。ここでは、ビールの保存法や冷やし方、注ぎ方のコツ、ビールとグラスの種類、泡の役割など、ビールをおいしく飲むためのヒントをご紹介します。
もくじ
もっとも美味しく感じられるビールと泡の比率は?
ビールの注ぎ方ひとつで、ビールの味わいは大きく変わるもの。よりビールの美味しさを感じられるようにするポイントとなるのが、適度に泡が出るように注ぐこと。
ビールの泡は、ビールに蓋をして風味を損ねないようにする役割を果たしています。このため、泡の量が少ないとビールの味が変化して、おいしく感じられないこともあります。
そんなビールをもっとも美味しく感じられる泡の黄金比率は、7対3。泡3割を目安に注ぐと、見た目も美しく、おいしいと感じられるとされています。具体的な注ぎ方のポイントについては、次章でご紹介します。
ビールを注ぐ際の瓶の持ち方
瓶ビールを注ぐ際は、相手に銘柄などが見えるようにラベルを上にして持つのがベターです。
瓶ビールの”はらを片手で持ち、逆の手で瓶の底を支えるように持って注ぎます。
ちなみに、瓶ビールを片手のみで持ってお酌をすることはマナー違反となってしまいます。瓶ビールを注ぐ際は、かならず両手で持ちましょう。また、瓶が直接グラスに当たってしまわないよう注意しましょう。
【種類別】ビールを上手にお酌する際のポイント
それでは、ここからはビールを上手にお酌する際のポイントを瓶ビール、缶ビール、ピッチャーの種類ごとに分けてご紹介します。
瓶ビールを注ぐ際のポイント
瓶ビールをもっとも美味しく感じられる注ぐ際はこの「三度注ぎ」が良いとされています。
冷やしたグラスをテーブルに置き、最初は高めの位置から勢いよく注ぎます。
だいたいグラスの半分ほどまで注いだら泡が落ち着くまで待ちます。
再度ビールを注ぐのですが、この時はゆっくりと注ぎましょう。だいたいグラスの9分目まで注ぎます。
さらに泡が落ち着くのを待ったあと、ゆっくりとグラスから泡が盛り上がるように注いだら完成!
缶ビールを注ぐ際のポイント
冷やしたグラスはまっすぐ立てて、グラスの3分の1を目安に、勢いよくビールを注いで泡をつくります。泡が落ち着いたあと、グラスを斜めに傾け、泡の下をくぐらせるようにビールをゆっくりと注ぎます。徐々にグラスを垂直にしていきグラスの口付近まで注ぎます。この際も、ビールと泡の比率が7対3となることを意識しましょう。
ピッチャーからビールを注ぐ際のポイント
ピッチャーからグラスに注ぐときは、泡ができやすいのでしっかりとグラスをピッチャーに向けて傾け、ゆっくりと注ぐのがコツです。また、ピッチャーのビールは満タンに入ってることが多いため、すこしこぼれてしまう可能性もあるので先におしぼりや台拭きを用意しておくと良いでしょう。
ビールをおいしく飲むためにで
ビールをおいしく飲むためにやるべきこと
ビールのグラスを変えるだけでも味わいはがらりと変わります。
ビールの見た目を楽しみたいならガラスのグラス、機能性重視であれば錫でできたグラス、などビアグラスにこだわるとビールを何倍も美味しくいただけます。
使用するグラスが油などで汚れているとビールの泡立ちや美味しさが損なわれてしまうので注意が必要です。
できれば食器と別のスポンジでしっかりと洗浄し、自然乾燥させてください。
乾燥させたあと冷蔵庫で冷やしておけばビールを注いだときに温度が下がるのを防いでくれます。
しかし、冷凍庫で冷やすのは適正温度を下回ってしまったり、結露ができてビールの味わいを損なってしまう可能性があるのでおすすめできません。
ビールはキンキンが美味しいとされていますが、冷やしすぎると逆に泡立ちが悪くなってしまいます。夏場は4~6℃、冬場は6~8℃の間がおすすめの温度です。
まとめ
ちょっとのコツでビールをさらに美しく、美味しく味わうことができます。今回ご紹介した内容をお店だけでなく、ご自宅でもぜひ実践してみてはいかがでしょうか。