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瀬戸焼は「釉薬(ゆうやく・うわぐすり)」を用いて生産された、日本最古の焼きものです。

釉薬は、瀬戸焼を作るうえでとても重要な工程です。そんな釉薬には、さまざまな施し方や技法が存在します。使われた釉薬によって、1つひとつ違った顔を見せてくれるのも魅力のひとつです。

 

また、「瀬戸物(せともの)」と呼ばれる語源は、瀬戸焼から由来しているといわれているのをご存知でしょうか。

 

今回は、瀬戸焼の歴史、代表的な釉薬と特徴について詳しくご紹介していきます。

 

瀬戸焼の特徴ついて

瀬戸焼とは愛知県瀬戸市を中心に生産されており、1,000年ほど前から作りつづけられている陶磁器です。

 

この地域は日本六古窯のひとつでもあり、日本を代表する生産地として選ばれています。なお、瀬戸焼は日本の中でも珍しく陶器と磁器の両方が生産されており、日本国内でも高く評価されています。

 

瀬戸焼の素材には、木節粘土(きぶしねんど)蛙目粘土質(がいめろねんど)と呼ばれる質のよい土を使っており、美しく白い素地が特徴です。そして、瀬戸焼最大の魅力は、釉薬の種類の多さです。使う釉薬によって、質感や仕上がりの雰囲気まで変わります。

 

瀬戸焼の歴史と起源

瀬戸焼の歴史はとても古く、古墳時代までさかのぼります。

古墳時代に、現在の愛知県名古屋市・東山丘陵周辺にある猿投窯(さなげよう)で、須恵器(すえき)を生産したのが瀬戸焼の始まりといわれています。

 

平安時代中期に入ると、猿投窯の技術などが受け継がれた窯を使い、灰釉(かいゆう)陶器が誕生しました。藁(わら)といった、植物からでる灰を使ってできた釉薬で作られた陶器です。

その後、平安時代末期〜鎌倉初期になると灰釉陶器の生産が減り、山茶碗が多く生産されるようになっていきました。山茶椀は灰釉陶器と異なり、釉薬を塗らないで仕上げるのが特徴です。

 

鎌倉時代に入ると、再び釉薬を塗って仕上げる陶器が生産されるようになりました。それが、古瀬戸と呼ばれる施釉陶器です。鎌倉時代〜室町時代にかけて、さまざまな技法を使って古瀬戸が生産されていました。

 

室町時代中期に入り、大窯が登場したことで大量生産が可能となりました。壺などの観賞用のものが一般的でしたが、大窯が普及したことで皿や茶碗といった日々の暮らしで使う陶器が多く出回るようになりました。しかし、庶民には手が届かない高級品だったようです。

長い年月をかけてきた作られてきた瀬戸焼ですが、安土桃山時代から江戸時代にかけて一気に生産量が減っていきます。このころには、美濃焼が高い人気を集めていました。これにより、衰退していってしまった瀬戸焼の陶工(職人)は、離散してしまいます。

 

この状況を受けて、瀬戸焼を再び盛り上げようと、初代尾張藩主徳川義直が離散していた加藤民吉など多くの職人を集め、立て直すために尽力します。その後、加藤民吉が磁器の技術を学び、瀬戸焼の発展に大きく貢献しました。瀬戸焼は陶器だけでなく、磁器の生産も活発になり、少しずつ生産量を取り戻していったようです。

 

釉薬とそれぞれの特徴について

瀬戸焼の特徴である釉薬には、いくつかの種類があり、特徴や魅力がそれぞれ異なります。

 

灰釉(かいゆう)

灰釉は、藁といった植物を灰にした釉薬です。灰釉の歴史は古く、瀬戸焼が生産されはじ始めたころから存在します。

 

鉄釉(てつゆう)

鉄釉は釉薬に含まれている鉄分によって、陶磁器にかけたときに発色・変色するのが特徴です。かけた鉄の量によって、黒色や茶色などに色が変わります。

 

織部釉(おりべゆう)

織部釉はを含んだ釉薬のことで、緑色に変わるのが特徴です。また、千利休の弟子である古田織部が、織部焼を広めていったといわれています。

 

志野釉(しのゆう)

志野釉は白石にたっぷりの長石釉をかけることで、志野釉のうつわが焼き上げられます。厚めの長石釉をかけることで、ぽてっとした風合いになるのが特徴です。

 

「瀬戸物(せともの)」の語源は瀬戸焼?

陶磁器のうつわ全般を示す際に使われている言葉、瀬戸物(せともの)。

 

瀬戸物とは瀬戸焼のことであり、瀬戸焼から由来してできた言葉です。瀬戸物と呼ばれるようになったのは、瀬戸焼が作り上げてきた技術や歴史によるものです。日本最古ともいわれている瀬戸焼が、徐々に発展していくなかで、瀬戸物と呼ばれるようになっていったといわれています。

 

日本の伝統的なうつわ

知れば知るほど、奥が深い瀬戸焼。

瀬戸焼にはどのような特徴や歴史があるのか、少しでも知っていただけたら幸いです。

 

ほかのうつわと比べても歴史が古く、まだまだ隠された魅力がたくさん詰まっています。

実際に手に取り、釉薬の違いや手触りなどを実感することで、もっと瀬戸焼のよさに気づけるはずです。

この機会に、あなただけのお気に入りのうつわを見つけてみてくださいね。

 

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舞妓さんや芸子さん、日本舞踊のお稽古といったさまざまな場所で使われている和傘。

和傘の歴史は古く、日本が誇る伝統工芸品です。和傘にはいくつかの種類があり、種類によって使う場面や特徴が異なります。現代では防水加工や持ち手部分などが工夫され、普段使いとして取り入れやすくなっています。

 

和傘の歴史から特徴や素材、洋傘との違いについて詳しくご紹介していきます。

 

和傘について

日本の伝統工芸品である和傘は、一般的に使われている洋傘とどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、和傘と洋傘それぞれの特徴についてご紹介していきます。

 

和傘の特徴・素材について

和傘とは、天然素材の竹、木、糸、和紙を使って作られた傘です。

竹、木、糸で組み立てた骨組みに和紙を貼り付け、和紙の上から植物性の油を塗ります。和紙に油を塗ることで、防水加工が施されます。和傘に油を塗ることを、油引きと呼びます。和傘の種類によっては、油を施さない傘もあります。また、傘を支える骨組みは、傘によって骨の本数も変わってきます。和傘は、数十本と骨の数が多いのが特徴です。傘によっては、50本以上と数が多い場合もあります。

 

洋傘との違いはなに?

現代で多くの人が使っている、洋傘。

素材には、木綿、絹、ナイロン、ポリエステルなどが使われています。和傘とは違い、骨組みは金属で組み立てられ、防水加工が施されています。その際に使われている骨の数は、8本が基本といわれています。近年では、16本など骨の数を増やし、雨や風に負けないように、強い作りとなっているのが特徴です。

 

和傘の生産地は?

和傘は京都府や石川県などさまざまな地域で作られていますが、最も生産量が多いのは岐阜県です。和傘作りが最も盛んだった昭和初期には、およそ1,000万以上の和傘が生産されていました。

 

和傘の歴史

和傘は日本の伝統工芸品とされていますが、始まりは中国から伝わってきたものだといわれています。日本の和傘は、中国の天蓋(てんがい)と呼ばれる傘が関係しています。天蓋は開閉ができないタイプの傘となっており、貴族が魔除け日よけのためとして使っていました。

 

天蓋は、平安時代に中国から日本へやってきたといわれています。この時代に庶民が使うことは許されておらず、貴族のみが使うものとされていました。

開閉のできない傘が主流でしたが、鎌倉時代から室町時代にかけ、開閉ができる傘が誕生しました。また、和紙の上から油を塗り防水加工を施したことで、雨の日にも使えるようになりました。

 

和傘が庶民の間でも使われるようになったのは、江戸時代に入ってからです。江戸時代になると和傘を作る技術も上がってゆき、開閉しやすい傘が増えていきました。そして和傘は、歌舞伎などの舞台の小道具としても使われるようになりました。こうして、雨具や日傘としてだけではなく、おしゃれアイテムのひとつとしても使われていたようです。

 

明治時代に入ると洋傘が普及していき、和傘を使う人も徐々に減ってくにつれて、和傘を作る職人も減っていったようです。

 

和傘の種類ついて

和傘はいくつかの種類が存在し、特徴や用途が異なります。

 

番傘(ばんがさ)

番傘とは、江戸時代に作られた和傘のことです。竹でできた柄(え)に、無地の和紙を張った、シンプルで丈夫な作りをした傘です。骨組みがしっかりとしていて、和紙には防水加工の油を施しているため、雨の日用としても使われていました。

 

蛇の目傘(じゃのめがさ)

シンプルな番傘と違い、蛇の目傘は装飾が特徴的で上品かつエレガントな和傘です。また、和紙の色が鮮やかで、開いたときに見える白い丸模様も特徴のひとつです。真ん中に現れる白い丸模様がに見えたことから、蛇の目傘といわれるようになりました。

 

舞傘(まいがさ)

舞傘とは、歌舞伎や日本舞踊といった舞台で使われる和傘です。番傘などのように和紙を使ったものから、高価なを使った傘があります。絹を使用した舞傘は透明感があり、演者の顔が見えるため舞台にぴったりな傘です。また、舞傘に防水加工の油は施されていません。

 

日傘(ひがさ)

日傘とはその名のとおり、日差しから守るための傘です。舞傘と同様に、防水加工の油は施されていません。現代の日傘のようにUVカットする機能はありませんが、程よく日差しから守ってくれます。また、ほかの傘よりも少し小ぶりで、和紙の模様が豊富で華やかなのも特徴的です。

 

和傘は普段使いできるの?

和傘は日本の伝統工芸品とされていますが、日々の暮らしの中に取り入れることができます。現代では、普段使いしやすいように工夫された和傘も多くあります。例えば、持ち手部分がI字型の和傘が一般的でしたが、近年ではニーズに合わせて持ちやすいJ字型も増えてきています。着物や浴衣に合わせたり、普段着に合わせて使ったり、雨傘としてなど和傘の特徴に合わせたりして選ぶのもおすすめです。

 

日々の暮らしに取り入れてみませんか?

和傘の種類と特徴について説明してきましたが、いかがでしたか。

舞妓さんや舞台の小道具など、特別な場面に使われているイメージもありますが、和傘は特徴を知ることで日々の暮らしに取り入れることができます。

 

日差しがまぶしいときは小ぶりな「日傘」や、雨のときは「番傘」など、使い分けるのがおすすめです。ぜひ、ご自身に合った和傘を見つけて、和傘のある暮らしを楽しんでくださいね。

【関連記事】形や材質で使い心地も変わる?自分に合った箸の選び方について

 

 

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日本の夏を楽しむ風物詩のひとつに、夏祭りがあります。多くの人が集まり、盆踊りや屋台を楽しむ夏祭りには、大切な意味や目的が込められているのをご存知でしょうか。

 

夏祭りの歴史から由来、納涼祭との違いについて詳しくご紹介していきます。

 

日本の夏祭りについて

夏になると各地でお祭りが開催されますが、具体的にどのような意味や目的が込められているのでしょうか。

 

夏祭りはいつ行われるの?

夏祭りは、地域によって異なりますが、7月〜9月頃の間に行われることが多いようです。お祭りにも四季が存在するため、10月になると秋祭りなど呼び方が変わります。

 

夏祭りの意味・目的について

夏祭りには、「風除け」や「虫よけ」のほかに「疫病退散」などを祈願するといった意味や目的が込められています。

 

夏の時期になると、台風や害虫が増えて豊作の被害が拡大する傾向にあります。そんな被害をなくしたいという気持ちから、夏祭りをして悪いものを追い払おうとしたのがはじまりといわれています。お祭りは楽しいイメージがありますが、本来のお祭りには風避けなどの意味や目的が込められています。

 

お祭りの歴史について

日本は夏にお祭りを行うイメージが強いですが、そもそもお祭りはいつから日本で始まったのでしょうか。

 

日本には、「天の岩戸隠れ」と呼ばれる神話が存在します。

 

太陽の神であった天照大神(あまてらすおおかみ)が天の岩戸に隠れたことにより、国から太陽が消えてしまいます。

困り果てた八百万の神々は、天照大神に出てきてもらうため、岩戸の前で踊ったり歌ったりと宴をしました。そんな楽しそうな声や様子に誘われて、天照大神も岩戸から出て八百万の神々に混ざって宴を楽しんだのが、お祭りのはじまりといわれています。そして、岩戸からでてきたことにより、国に太陽を取り戻したとのことです。

 

夏祭りは何をするの?

夏祭りは地域によってさまざまな催しものがありますが、ここでは代表的な祭りをご紹介していきます。

盆踊り(ぼんおどり)

「日本三大盆踊り」と呼ばれるものがあるほど、日本の夏祭りでは、各地で盆踊りが盛んに行われています。

 

盆踊りとは、皆で音頭(おんど)に合わせて踊る行事です。地域によって異なりますが、基本的には気軽に誰もが参加して楽しむことができるのが特徴です。

 

夏祭りの盆踊りはただ楽しむものではなく、亡くなったご先祖様の魂を迎えしおもてなしをします。そして、最後には見送るという大切な目的があります。

 

お神輿(おみこし)

お神輿とは、神様が乗るための乗りものです。

複数人で持って人をのせる乗りものを輿(こし)と呼び、そこに神様をのせることで神輿(みこし)と呼ばれるようになりました。お祭り当日には、神様をのせたお神輿をかついでその地域をまわります。

 

灯籠流し(とうろうながし)

灯籠流しとは、木と紙でできた灯籠に火をともして、海や川に流す日本の伝統行事になります。亡くなった方の魂を弔うのを目的としたお祭りです。火を灯した美しい灯籠が、海一面に広がります。

 

納涼祭との違いは?

夏となると、お祭りのほかに納涼祭という言葉を耳にします。納涼祭もお祭りのように、多くの人が集まる行事ですが、大きく目的が異なります。風除けなど何かの祈願を目的とした夏祭りと違い、納涼祭はその名のとおり夏の暑さを納め涼しく過ごすことを目的とした内容になります。

 

納涼祭の時期は、一般的に7月〜8月ごろとされています。暑さをしのぐために、かき氷や流しそうめんを食べたり、花火大会を見たりして過ごします。夏にぴったりな浴衣を着て、楽しまれています。

 

日本の伝統行事

日本の夏祭りがどのようなものなのか、納涼祭とはどのような違いがあるのか少しでも知っていただけましたでしょうか。

 

お祭りは屋台がでていたり、金魚すくいができたりと楽しいことがたくさんつまっている場所です。ですが、夏祭りはただ楽しむ行事ではなく、意味や目的のうえに行われている伝統行事です。地域によって異なるため、夏祭りに参加する際、どのようなお祭りなのかを意識してみてくださいね。

 

【関連記事】浴衣は入浴中に身に着けるものだった?男女の浴衣の違いについて


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夏になると、お祭りや花火といったイベントのシーンで浴衣(ゆかた)を着る方が増えてきます。浴衣は麻など生地が薄く涼しいつくりのため、夏に着られるイメージがありますよね。

近年では幅広いデザインの浴衣が見られるようになり、さまざまな浴衣を楽しむことができます。そんな浴衣は、いつから日本で着られるようになったのかご存知でしょうか。

浴衣の歴史や使われている素材、男女の浴衣の違いについて詳しくご紹介していきます。

浴衣のはじまりについて

夏になると浴衣を着る方が増えますが、いつから日本で着らるようになったのでしょうか。

Ka福 (かぶく)

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お風呂で着るものだった?

浴衣の歴史は古く、平安時代までさかのぼるといわれています。当時は浴衣ではなく湯帷子(ゆかたびら)と呼ばれ、貴族が入浴する際に着るものでした。入浴といっても、現代のように湯船に浸かるものではありません。蒸し風呂と呼ばれる、蒸気を浴びる入浴方法になります。蒸気を浴びたときに火傷をしないためや、汗取りのためとして着られていました。また、複数人で入浴するため、裸を隠すためでもありました。当時は吸水性が高いということもあり、麻の素材を使って作られていたようです。

現在の浴衣の語源ですが、昔の湯帷子(ゆかたびら)の浴衣からきたといわれています。

湯上りの衣服(寝間着)として変化

安土桃山時代に入り、湯帷子の使い方も変わっていきます。平安時代では入浴する際に着ていましたが、この頃からお風呂上がりの汗や水分を拭くために使われるようになりました。その後、風通しのよい湯帷子は、湯上がりに着られるようになっていったといわれています。そして時代が変わり、麻素材から木綿素材が多く使われるようになっていきました。

木綿素材の湯帷子は吸水性や通気性がよいため、寝間着としても着られるようになりました。

庶民の間でも広まっていった浴衣

江戸時代に入ると湯屋の普及が進み、庶民の間でも気軽にお風呂に入れるようになりました。そして、湯上がり後に湯帷子を着て出かけることが増え、だんだんと浴衣と呼ばれるようになったといわれています。

もともと貴族しか着られないものでしたが、天保の改革により庶民も浴衣といった絹製品が着られるようになりました。

おしゃれとして着る現代

現代のように浴衣が気軽に着られるようになったのは、明治時代に入ってからです。

浴衣に使われている木綿を染める際は、手間と時間のかかる手染めで作られていました。その後、大量に生産できる注染(ちゅうせん)と呼ばれ、簡単に染めることができる方法が開発されました。浴衣が広く多く普及したことで庶民の間でも手にしやすくなり、明治時代に入ってからは日常的に浴衣を着る人が増えたといわれています。通気性がよく涼しく着こなすことができるため、昔から夏に着られることが多かったようです。現代でもお祭りや花火大会といった、夏の風物詩のときに着られています。

 

男女の浴衣の違いについて

浴衣は、男性にも女性にも着られている服装です。それぞれ浴衣の特徴も、多少変わります。その中から、いくつかご紹介していきます。

女性は胸より少し下の位置で帯を結び、男性は腰あたりの位置で結びます。また、女性はいくつもの帯の結び方があるのに対し、男性の帯は角帯兵児(へこ)帯の2種類のみになります。

おはしょり

おはしょりとは、帯を結んだ際に下から出てくるでてくる折り返しの部分になります。女性の浴衣はおはしょりをつくる必要があるのに対し、男性の浴衣はつくる必要がありません。

身丈(長さ)

男性の浴衣は、女性より身丈が短くつくられています。身丈とは、後の襟から裾までの長さのことです。女性はおはしょりが必要なため、身丈が長くつくられています。

男女の浴衣の中では、袖部分が大きな違いのひとつです。女性の浴衣は身八つ口(みやつくち)と呼ばれ、脇部分が縫い合わされておらず空いた状態です。男性の場合は、縫い合わされた状態で身八つ口がありません。

 

浴衣の着方のポイントについて

浴衣は、実際に自分で着付けるとなると、難しく感じて悩んでしまうこともあります。ここでは、浴衣を綺麗に着こなせるように、最低限の浴衣を着るときのポイントをご紹介していきます。

浴衣の前合わせは右前

浴衣を着るときの前合わせは、どちらを前にしたらよいか悩む方も多いかもしれませんが、男女共に右前になります。左前が駄目な理由は、亡くなったときに着る着物が左前であることから、縁起が悪いとされるためです。浴衣を着るときは、間違えないように気をつける必要があります。

綺麗なおはしょりを意識する

女性は着物を着る際に、綺麗なおはしょりを意識するのがポイントです。おはしょりの長さは、目安として5cm〜7cmほどがよいといわれています。ただし、人によって身長も異なるため、ご自身に合った長さに調整していきます。男性の場合は、身丈が身長にあった長さになっているため、おはしょりはが必要ありません。

帯の位置

男女の浴衣の違いでも説明したとおり、女性の帯の位置はすこし高めで胸より下にくるようにします。男性の帯の位置は、女性より低めで腰にくるようにします。その際、下に下がり過ぎにならないように、腰骨を意識するとよいでしょう。

 

浴衣の素材について

浴衣に使われる素材はいくつかありますが、代表的なものとして「綿(木綿)」「綿麻」「ポリエステル」の3種類があります。

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綿(木綿)

木綿素材は安土桃山時代から使われている天然繊維の素材で、現在でも多くの浴衣の素材として使われています。木綿でつくられた浴衣は、通気性がよく吸水性が高いのが特徴です。夏の暑い時期には、涼しく着こなすことができます。

綿麻

近年では多くの浴衣に使われている素材として、綿と麻を混ぜた綿麻素材も使われています。木綿と同様に、通気性がよく吸水性が高いのが特徴です。こちらも、夏の暑い時期に着られています。

ポリエステル

ポリエステル素材は、天然繊維ではなく合成繊維になります。ポリエステルでできた浴衣は、しわになりにくくカラフルなデザインの浴衣が多いのが特徴です。

 

浴衣を楽しむ生活

浴衣がどのようにして、着られるようになったのか少しでも知っていただけたら幸いです。基本的に浴衣は通気性や吸水性がよいため、今年の夏は浴衣を着てお家で過ごすのも風情があって素敵かもしれません。素材によって特徴やデザインも異なるため、ご自身に合った浴衣を見つけて夏を満喫してみてくださいね。

【関連記事】七夕(たなばた)の 歴史、短冊に願いを書く理由

 

 

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 2023年の父の日は、6月18日。毎年定番のネクタイや酒器ばかり選んでいて、ことしは何を贈ればよいのか悩んでしまう方も多いかもしれません。そこで今回は、もらって喜んでもらえる、壱ポイントおすすめの父の日ギフトをご紹介します。

父の日ギフトにおすすめなビジネス雑貨たち

キッソオ italate カードケース -ミックス-

セルフレームめがねの素材を使ってつくられた、マルチなカードケース。1つひとつ職人の手作業によって、仕上げられました。独特の湾曲したフォルムは、カードが落ちないようにするために設計されています。ほどよい重さに存在感があり、使い勝手もばっちり。電子マネーカードも入るので、ビジネスだけなくプライベートでも使えます。

1memori キュキュリボン カラーズ -ピンドット・ブルー-

まるでリボンや蝶ネクタイのようなデザインに仕上がった、メガネポーチ。デザイン性の高さはもちろん、実用性が高いのも魅力のひとつです。メガネを収納した状態で拭くことができる、メガネクロスとしての機能もあわせ持っています。

NEKADO(ネカド) ネクタイ -ステップ グレー-

西陣織独特のツヤと重厚感が特徴的で、上質な絹で作られたグレー地のネクタイ。落ち着いた色をベースに、宝石のような色とりどりのブロックが並びます。ブロック模様が鮮やかながら、派手すぎず、着るものを選ばずに引きたててくれる効果も。スーツによく映える縦に並んだラインは、スタイルアップも期待できます。

銀雅堂(ぎんがどう) naft sprinkle(スプリンクル)コートフック M -全2色-

光が当たるとランダムに影が伸びるので、おしゃれなウォールアートとしてもご使用できるコートフック。光の角度によって、さまざまな表情を見せてくれるため、日あたりがいい場所に飾るのがとくにおすすめ。テレワークを頑張るお父さんのホームオフィスのワンポイントにも最適です。

父の日ギフトにおすすめなファッション雑貨たち

LIVERAL Niji S トートバッグ -Hard mesh (ハードメッシュ)-

日本のふろしきをアレンジし、左利きも右利きも使いやすいユニバーサルデザインに仕上げられたメッセンジャーバッグ。高強度・速乾性 ・耐摩擦性に優れています。通常、市場でバッグなどに使われるメッシュ生地に比べ5倍ほどの強度の作りのため、タウンシーンに限らず休日のアウトドアシーンなどにも最適です。

工房織座 kobooriza コットンキャップ スラブ -ネイビー×ブルー-

帽子自体がリバーシブルになっており、その使い方はなんと全部で8通り。ねじったり裏返したり折り返してみたり、まさに変幻自在の多機能コットンキャップです。キャップのほか、ネックウォーマーやマフラー、ターバンとして。その日の気分に合わせた使い方でお洒落をお楽しみください。

Ka福 (かぶく)  扇子 -ネイビーブルー-

日本が誇る伝統産業「加賀友禅」「京扇子」「城端絹織物」のコラボレーションにより、生まれた扇子です。それぞれの地域を代表する伝統産業が持つ「技」を「扇子」としてかたちあるものに仕上げました。

独特の張りと自然が生み出す、シルクの清涼感ある風合いをお楽しみください。

Re Loop(リループ)  スラブミックス リブクルー ソックス -M-

とても稀少なローゲージのダブルシリンダー機で、いろいろなコットン糸をミックスしながらどっしりと編みあげた雰囲気のあるソックスです。コットン糸には、コーマ糸・スラブ糸・リサイクル糸の3種類がミックス。ブーケなどとともに、あともう1つ何かプラスしたいときにもおすすめです。

こだわりの詰まったとっておきの酒器たち

銀雅堂(ぎんがどう) さかさ富士酒器 -猪口-

日本屈指の観光スポットとしても高い人気を誇る、富士山をかたどった縁起のいい酒器。錫でできているため、お酒の口当たりもまろやかなのが特徴です。日本酒を注ぐと水面には富士山が映し出され、お酒と一緒に絶景を楽しむことができます。

Kaguyahime ソラミズイロの酒器 -酒器&猪口-

素朴で温かみのある風合いが特徴の信楽の土に、空色をイメージした釉薬がうつわのなかに広がる酒器&猪口のセット。ほっこりとやさしい気持ちにさせてくれる丸みのあるデザインが、ご自宅での晩酌をちょっぴり特別なひとときにしてくれます。

山田硝子 菊繋ぎ篭目紋 -瑠璃-

表面に広く施された繊細なカットと、大きすぎない丸みのある形状が手によくなじむグラス。菊繋ぎと篭目の2種類の文様が贅沢に削り出され、さまざまな角度から異なる影を映し出します。いつもの一杯に、華やかなアクセントを添えてみては。

TSUNE 麦酒杯 ラスター -黒/白-

いつもの晩酌が、ちょっと特別な時間になる、陶器製のビアカップ。素地の色と、白・黒の釉薬というモノトーンに、落ち着いた輝きを放つラスターのアクセント。陶器製のビアカップは、ガラスなどと比べて表面に自然の微細な凹凸があるので、これがビールの泡立ちをよりクリーミーに、香りをより豊かに感じていただけるはず。

いかがでしたか? ほかにも壱ポイントでは、さまざまな記念日にぴったりな日本各地の素敵な「壱品」をご紹介しております。お買いものは、こちらよりどうぞ。

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顔を拭いたり、手を拭いたりと、日々の暮らしのなかで使われているタオル。日本では今治タオルと呼ばれるタオルが有名です。タオルのタグに、丸と3本線のロゴマークがついたのを見たことがあるのではないでしょうか。そんな今治タオルは、普通のタオルとは異なり、素材から製造に至るまで、さまざまなこだわりが詰まっています。

今回は今治タオルの歴史から特徴、ロゴマークについて詳しくご紹介していきます。

今治タオルの特徴について

今治(いまばり)タオルは、愛媛県今治市で製造されている、120年以上の歴史をもつ日本が誇るタオルです。一般的なタオルは、すぐに吸水性も悪くなったり、かたく肌ざわりが悪くなったりしてしまいます。ですが、今治タオルはタオルの触り心地はやわらかく吸水性が高いのが特徴です。また、今治タオルは用意された綿花を糸にした後に晒しを行います。ここで今治タオルの特徴となるのが、糸の段階で染めをする「先晒し先染め技法」を行うことです。こうして先に糸を染めることで、色とりどりのタオルをつくれるのも特徴のひとつです。

高い品質の理由

今治タオルが高い品質を持っているのには、厳しい基準の試験を超えたものだけが選ばれているためです。では、具体的にどのようなことが行われているのか、順番に見ていきましょう。

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タオルを支える水

今治タオルがやわらかい仕上がりになっているのは、製造過程で使われている水が関係しています。重金属が少なく硬度成分が低い、愛媛県にある蒼社川の伏流水を使ってつくられています。晒しや染めには、金属が少ない軟水を使うのが最適です。このようにやわらかく良質な水を使うことで、品質のよいタオルが仕上げられています。

今治タオルの基準「5秒ルール」

今治タオルがよい品質を保つのに水や綿花などの素材も大切ですが、品質検査の基準も厳しいため高品質をもっています。基準は「5秒ルール」と呼ばれる独自の検査を通らないと、今治タオルとして認められません。水の中にタオル片を浮かべてから、5秒以内に沈み始めるかという検査になります。この検査が通ることで、吸水性の高い今治タオルとして認められます。そのため、最初にタオルを洗わなくても優しく水を吸収してくれるのも特徴です。

職人の技

今治市はタオルの産地であり、タオルを作るために、染色、刺繍、縫製などそれぞれの工程の約200の工場が今治市に集まっています。そんな職人たちが最後の仕上げまで、1つひとつ丁寧に取り組んでいるため、日本を誇る今治タオルが完成します。いくつもの工程が、多くの職人の技によって生み出されているのです。

 

今治タオルの歴史について

今治タオルがいつから生産されるようになり、どのようにして現在でも日本最大の生産地なのか詳しく見ていきましょう。

今治タオルのはじまり

今治タオルの歴史は古く、江戸時代までさかのぼります。江戸時代には綿の栽培や綿織物が盛んになり、伊予木綿として有名になり、多くの人に認知されていきました。しかし時代の流れとともに、伊予木綿の生産も衰退していきました。明治時代に入り、矢野七三郎と呼ばれる人物が綿ネル織物の技術を学び、学んだ技術を活かして伊予木綿のかわりに伊予綿ネルと呼ばれる名前の織物をつくりました。後に伊予綿ネル業に携わっていた阿部平助氏が、綿ネル機械を改造し今治タオルをつくりだしたのが始まりといわれています。

今治タオルプロジェク

近年では、海外で製造されたタオルが低価格で購入できるようになりました。その影響もあり、今治タオルの生産は低下していきました。

そこで今治タオル業界を盛り上げようと、2006年にクリエイティブディレクターである佐藤可士和さんが今治タオルプロジェクトを開始しました。今治タオルのもつ吸水性ややわらかさといった品質の高さに感動し、佐藤さんは海外でも通用すると確信をしました。今治タオルの産地は危機に面していましたが、プロジェクトの甲斐もあり、人気を取り戻していきます。

具体的には、厳しい品質基準を超えたタオルのみがつけられる、今治タオルの象徴となるロゴマークを製作しました。また、よりお客様のニーズに応えるために、タオルマイスタータオルソムリエといった資格制度などを取り入れていきました。2009年には海外出店するなど、さまざまな取り組みを幅広く行ってきました。プロジェクトを積極的に進めてきたことで、現在でも今治タオルは日本の最大産地として知られています。

ORUNET(オルネット)
動物プチタオル -全4種類-

今治タオルのロゴについて

今治タオルは、タグ部分に今治タオルとして認定されたロゴマークがついています。ロゴマークは、赤・青・白の3色でできています。ロゴマークには、今治の豊かな自然と産業復興への思いを象徴する意味が込められています。

blanca style
Sandアンジェ リラックス Set -ピンク×グレー-

赤には、産地の活力などの意味が込められています。

活動的、情熱的、先進的、生き生きとした力強さ、動き、インパクトなどをイメージさせる色。今治タオルの存在自体が、社会の注目を集め、日本を象徴する商品のひとつであるという位置づけです。

青は、豊かな水をイメージしています。水は今治タオルをつくる際にも、とても重要です。

品質に対する安全と安心、信頼、歴史と伝統、鮮明性、落ち着きなどをイメージさせる好感度の高い色。今治タオルの持つ歴史と伝統を背景とした高品質を象徴しています。

白は、タオルの持つやさしさや清潔感をイメージしています。タオルの特徴である、やわらかさなどが伝わります。

やさしさ、清らかさ、清潔感、無垢、癒し、真心、柔らかで慈しみにあふれた愛情をイメージさせるピュアな色。今治タオルの無限の可能性を示唆する広がりを表現しています。

(※公式サイトより引用)

自分だけの1枚を

今治タオルが普通のタオルとどのように違うのか、少しでも知っていただけたら幸いです。これからは意識してタオルにふれてみたり、ほかのタオルと比較してみたりすることで違いが分かるかもしれません。今まで気にしていなかった方も、この機会にお気に入りの今治タオルを見つけてみてくださいね。

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2023年の母の日は、5月14日。

毎年カーネーションやプレゼントを渡していると、ことしは何を渡せばいいのか迷ってしまうという方も多いかもしれません。

そこで今回は、感謝の気持ちが伝わる、壱ポイントおすすめの母の日ギフトをご紹介します。

母の日ギフトにおすすめなファッション雑貨

①工房織座 kobooriza もじり杢 バイカラーN -ブルー-

商品名にも冠した、“もじり織り”という技法で織られたストール。よこ糸をたて糸が縛るようなかたちで織られ通気性がよく、2色以上の糸を撚り合わせてつくられた糸を使用。
ナチュラルな色合いのなかにも、チャコールとクリームがかったホワイトのバイカラーにすることでメリハリがうまれ、着用した際に立体的な印象を与えます。

②1memori キュキュリボン カラーズ -ストライプ・ピンク-

メガネを収納した状態で拭くことができる、メガネクロスとしての機能もあわせ持つメガネポーチ。デザイン性の高さはもちろん、実用性が高いのも魅力のひとつです。ポーチの裏地にはやわらかいマイクロファイバー生地を使用しており、メガネを入れてフクロを揉むように拭くことで、レンズに直接触れることなくメガネをクリーニングすることができます。

③SUNNY LOCATION rond bag(ロンドバッグ)

まん丸い形が可愛い、お手軽でデザイン製の高いバッグ。

「荷物をそのままバッグの上に置き、あとは持ち上げるだけ」という、使い勝手の良さが何よりの魅力。ヒモを閉めて巾着スタイルでのショルダー掛けや、ヒモを閉めずトートバッグのようにもご使用いただけます。

④くにもと ジュエル -螺鈿リング- エメラルド

宝石をモチーフにした、螺鈿(らでん)で作られたリング。すこし大振りのアクセサリーは、光によってきらめく鮮やかな色合いが特徴的です。貝殻の内側部分を使って作りだす、同じものがふたつと存在しない輝きをお楽しみいただけるはず。

母の日ギフトにおすすめなインテリア雑貨たち

①アデリア 花りん 花器 -サンド-

上品で大きな花が特徴的な、ガラスでつくられた花瓶。花びらには砂や研磨材を吹きつける、サンド加工が施されています。大きな花が印象的ですが、飾った花を邪魔しないようなデザインに仕上げられています。

どのようなインテリアの空間にも溶け込むデザインは、花を引き立たせて華やかさを演出してくれます。

②Kaguyahime ココハレカップ -れもん-

京都の職人による手仕事で色付けした2色の釉薬のかけわけ部分は、混ざり合ってできる色味がそれぞれ異なった仕上がり。澄んだ空色に鮮やかなビタミンカラーのカップは、使う人に元気をくれるはず。お食事に使うことはもちろん、ときには花器としてお花を活けるのも素敵。愛らしい華やかなパワーを感じさせてくれます。

③AO(あお) リードディフューザー -全3種-

日本古来の岩絵の具の色からインスピレーションを受け、現代のライフスタイルに合うように香りを調合してつくられたリードディフューザー。陶器のキャップが、印象的な日本情緒を視覚からも嗅覚からもさりげなく楽しめます。

④J LIFE gifts Asanoha Mark -2枚セット-

シンプルな形で、マルチに活用できる組子細工のセット。お好きな飲みものをのせるコースターとしてはもちろん、さまざまな場面に合わせて活用できます。シンプルでとけみやすいデザインとなっているため、オーナメントとしてやちょっとしたインテリア雑貨に大活躍。

こだわりの詰まったキッチン雑貨/ドリンク

①薩摩びーどろ 薩摩切子 伝匠 小皿B -金赤/金紫-

江戸時代末期から明治時代初頭にかけてつくられていた薩摩切子を、ガラス生地からつくり上げている小皿。幕末の薩摩藩で作られていたお皿のデザインを復刻した小皿の中央には菊花文、リムの部分には矢来に魚子文を彫り込んでいます。

②田谷漆器店 拭漆 まな板 -全2色-

国産ヒバの木を使用した、1つひとつ丁寧に手作りでできたまな板。置き場に困ったときも、どこにでも立てられるように脚付きなのが特徴。程よい大きさで自立してくれるため、しっかりと両面乾くのが嬉しいポイントです。

③十八膳(じゅうはちぜん) こま(koma)

白漆に鮮やかな色漆のラインが映えるデザインの、こま(koma)シリーズの箸。漆のお箸十八膳オリジナルの「十八膳塗り」は漆をしみ込ませる塗り方で、これまでにないザラザラとした独特の塗り肌をお楽しみいただけます。十八膳では箸先の強度とつかみやすくするため、全ての箸に乾漆という技法ですべり止めを施しています。驚きのあまり、思わず声が出てしまうほどの軽さにも注目です。

④The Tea Company【GYOKURO(玉露),華焙,薔薇茶】ギフトBOXセット

GYOKURO(玉露) × 華焙(はなほうじ)× 薔薇茶(ばらちゃ) 3本セットのギフトBOX。放棄茶園を再利用し、日本初の発酵茶専用茶園の再生プロジェクトを開始した「The Tea Company」の生み出すお茶は、日本ならではの風土から生み出されるものばかり。お気に入りのうつわとともに、極上のティータイムを。

いかがでしたか? ほかにも壱ポイントでは、さまざまな記念日にぴったりな日本各地の素敵な「壱品」をご紹介しております。お買いものは、こちらよりどうぞ。

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5月5日はこどもの日(端午の節句)です。

こどもの日が近くなってくると、いろいろな場所で鯉のぼりを目にするようになります。

この日は兜(かぶと)を飾ったり、ちらし寿司などを食べたりして、こどもの成長と健康を願います。ですが、なぜ鯉のぼりや兜を飾ったりするようになったのかご存知でしょうか。

今回は由来・歴史から端午の節句との違い、過ごし方について詳しくご紹介していきます。

こどもの日はどのような日?

こどもの日はこどもの成長を願う日として知られていますが、じつは、母親お母さんに感謝をする日であるのもご存知でしょうか。また、こどもの日でもあり、五節句のひとつ端午の節句でもあります。では、こどもの日と端午の節句はどのよう違いがあるのでしょうか。

こどもの日はいつ?

こどもの日(端午の節句)は、毎年5月5日です。この日は国民の祝日であり、ゴールデンウィーク期間中でもあります。

端午の節句との違いは?

こどもの日は、こども達の成長を願う日でもあり、母親に感謝をする日です。国民の祝日に関する法律によると、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」と記載されています(祝日法)。こどもの日は男の子と女の子両方をお祝いするのに対し、端午の節句は男の子の誕生と成長を祝い、健康を願う日です。こどもの日は国民の祝日であり、端午の節句は日本の伝統的な行事という点も大きな違いです。

こどもの日の由来・歴史

現在5月5日はこどもの日とされていますが、もともと元々は端午の節句の日でした。なぜ。こどもの日になっていったのでしょうか。

端午の節句の起源

端午の節句の起源は、中国からきた風習といわれています。中国では災いや邪気を祓うため、菖蒲(しょうぶ)を使った行事が行われていました。古来より中国では、菖蒲が邪気を祓う縁起の良いものとして知られています。また、奇数が重なるのは縁起が良い日とされ、5月5日には菖蒲湯に入ったり、菖蒲の飲みものを飲んだりしていました。このような風習が奈良時代に日本にも伝わり、「端午の節会(せちえ)」という名で定着していきました。江戸時代になり、男の子が生まれた際に家紋が描かれたのぼりを立て、誕生を知らせるなど男の子が主役の行事となっていきました。

こどもの日の由来

もともと5月5日は端午の節句でしたが、祝日法により1948年に「こどもたちの人格を重んじ、幸福をはかるとともに、母に感謝する日」としてこどもの日が制定されました。これにより、男の子だけの日とされていましたが、性別関係なくすべてのこどもが対象の日となりました。

ちなみに1954年11月20日に国際連合総会によって、毎年11月20日が「国際こどもの日」が制定されました。

何をして過ごす?

こどもの日はこどもの成長を願う日ですが、具体的にどのようなことをして過ごすのでしょうか。

鯉のぼり(こいのぼり)

鯉のぼりを飾るようになったのは、江戸時代の風習からきているといわれています。当時は武家で男の子が生まれたとき、家紋が描かれたのぼりを立てて誕生を知らせていました。

また、中国には登竜門と呼ばれる「滝を登った鯉が竜になる」という伝説があります。その伝説をもとに、こどもの立身出世や成長を願い鯉のぼりが飾られるようになっていきました。

五月人形

こどもの日には鯉のぼりのほかに、五月人形を飾ります。五月人形とは、「鎧飾り」「兜飾り」「武者人形」の人形などのことを指します。人形を飾るのには、災厄や事故から守り、男の子の健康と成長を願うといった意味が込められています。また、兜や弓などの装備をまとった人形を飾るのは、こどもを守ってくれるようにといった願いも込められています。

五月人形を飾ってからは、一般的には5月中旬から5月下旬頃までには片付けをしたほうがよいといわれています。5月を過ぎると梅雨の時期に入るため、カビを防ぐためにも湿気の少ない日にしまうとよいとされています。しかし雛人形と違い、この日までに片付けなくてはいけないといった決まりはありません。そのため、ご家庭によって片付けるタイミングも決めても問題ありません。

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こどもの日にいただく行事食とは

こどもの日は五月人形や鯉のぼりを飾るほかにも、ご家庭によっては、行事食を用意してパーティーなどをしてお祝いします。当日はどのようなものが食べられているのか、順番にご紹介していきます。

柏餅(かしわもち)

柏餅とは、柏の葉で餡の入ったお餅を包んだ食べものです。新芽が出るまでの間に古い葉が落ちないことから、家系が途切れることなく子孫繫栄などを意味します。そのため、関東では縁起のよい食べものとして食べられています。

ちまき

ちまきは、もち米やうるち米を使った皮の中にさまざまな具材を混ぜて、笹の葉や竹の皮で包んだ食べものです。

ちまきが縁起のよい食べものとされた起源は、中国にあります。5月5日に屈原(くつげん)と呼ばれる忠誠心の高い中国の政治家が、川へ飛び込み亡くなりました。その際に、供養として多くの人々がちまきを川に投げこみました。そこから、ちまきを食べることで真が強く忠誠心の強いこどもが育つという言い伝えができました。その言い伝えが日本にもやってきて、5月5日に関西ではちまきが食べられるようになりました。

カツオ(鰹)

カツオには、強い男の子に成長して欲しいといった願いが込められています。カツオは「勝つ男」と読む語呂合わせからきており、縁起がよいいとされています。そのため、端午の節句の日に食べられるようになったといわれています。

ちらし寿司

こどもの日に限らずお祝いの席でよく食べられているちらし寿司。具材には海老や蓮根など、縁起のいいとされている食材が入っています。色も鮮やかで食卓を一気に華やかにしてくれるちらし寿司は、こどもの日にもぴったりな料理です。

日本の伝統的な行事

5月5日はこどもの成長を願いお祝いをしますが、じつはお母さんに感謝をする日でもあります。また、柏餅を食べたり菖蒲風呂に入ったりと、日本の伝統的な行事でもあります。こどもにとって、たくさんのことが経験できる素敵な日です。ぜひ、行事食を用意してお祝いを楽しんでくださいね。


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